米ウォールストリートジャーナル(WSJ)は米国時間13日、米5位の大手金融機関であるワコビアに対し、投資グループによる60億ドル~70億ドルの資金注入がなされる可能性があると伝えた。 資金注入の発表は早ければ米国時間14日にもなされるという。WSJによると、ワコビアが資金注入を受ける見返りに、投資グループがワコビア株式を先週末終値の一株27.81ドルから15%程割安価格の一株23-24ドルで取得することになるという。ワコビア株価は昨年一年間で48%の下落を示していた。 関係筋によると、ワコビアと投資グループの取引はワシントン・ミューチュアルが先週米投資会社TPGなどから70億ドルの出資を受け入れたのと同じようなものになるという。 ワコビアの業績不振には、同社が2006年に行った米カリフォルニア州を拠点とする住宅ローン会社ゴールデンウエストファイナンシャルの240億ドルでの買収が大きく影響している。ゴールデンウエストの住宅ローン事業はカリフォルニア州に集中しているが、同州は米国内でも最も住宅市場の下落の影響を受けた地域のひとつとなっている。昨年第4四半期には、ワコビアの純利益は前年同期比で98%減少を示していた。