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航空業界の再編統合で、航空運賃上昇・選択肢減少へ

2008年04月16日 10:42更新 前の記事 次の記事  企業・合併・吸収一覧
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 14日、米デルタ航空とノースウエスト航空の合併の基本合意がなされ、今後燃料費高騰・世界経済不透明の影響により、米国を中心に航空会社の再編統合が行われる気配が高まっている。

しかし、航空会社利用者にとっては、このような動きにより航空運賃の上昇、航空会社選択範囲の減少、空港・機内の混雑など不都合な状況におかれることが懸念されている。

 デルタとノースウエストの合併が規制当局に承認されるまでは数か月かかるため、まだ合併による影響を迅速に判断することはできないが、航空業界アナリストらは、今後利用者にとっての航空会社選択の範囲減少が生じることを懸念している。航空会社の減少により、残席への需要が高まり、航空運賃も値上げされることも懸念される。デルタとノースウエストの合併合意が報じられたことで、他航空会社の間でも同じような合併交渉を促進させることになった。

 米コンチネンタル航空取締役員らは15日、雇用者に対し同社が今後も合併せず単独を保持する方針であることを伝えているが、「状況は刻々と変化しているため、戦略的な選択肢を考慮する可能性もある」とし、状況次第では合併統合もあり得る可能性を残している。コンチネンタル航空は過去にユナイテッド航空と交渉を行っている。

 ユナイテッド航空CEOのGlenn Tilton氏は15日、声明文で同社従業員に対し航空会社の統合は航空業界が利益を生み出し続けるための「必要な変化のひとつ」であるとし、「我々は時宜に合わせて統合に向けた交渉に参加していくつもりだ。従業員、顧客、株主の利益を鑑みて考えいきたい」と述べている。もしコンチネンタル航空とユナイテッド航空が合併すれば、デルターノースウエスト以上の最大の航空会社が創出されることになる。

 もし航空業界が少数の大手航空会社によって占有されるようになれば、実際に就航する機体の種類が減少することになり、航空会社各社の判断によって利益の少ない路線の削減、燃料使用量の削減を行い、航空運賃を引き上げるようになることが考えられる。

 一方で、エアラインコンサルタントのMichael Boyd氏によると統合再編が進むことによって地方都市の旅客にとっても広いネットワークをもつ大手航空会社のサービスを受けられる恩恵も考えられるという。

 元航空会社CFOでAvondale PartnersアナリストのBob McAdoo氏は、航空業界の再編統合で航空券のディスカウントチケット販売の宣伝競争が終焉に向かい、格安航空券で搭乗できる座席が減少していくと予測している。


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*この記事はAP通信との契約で財経新聞社が日本向けに翻訳・編集したものです。翻訳・編集責任は財経新聞社にあります。AP通信はコンテンツの誤謬及び遅延、コンテンツに依拠してなされたすべての行動に関して一切責任がないものとします。Copyright 2006 The Associated Press. All rights reserved.

 

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