ホーム > コラム > グローバル > 経済情勢 > [コラム:トキの囁き]「それ以上でもそれ以下でもないG7」

[コラム:トキの囁き]「それ以上でもそれ以下でもないG7」

2008年04月17日 01:47更新 前の記事 次の記事  コラム・経済情勢一覧
記事を印刷する 記事をメールで送信する
ソーシャルブックマークに登録:Yahoo!ブックマークに登録Choixに投稿はてなに投稿BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマークlivedoorクリップに投稿CoRichに投稿

出典:ai明治FXホームページ(http://www.aimeijifx.co.jp/)「トキの囁き/FXニュースレター 副代表 TOKI 2008年4月16日付」より

 週末にG7が開かれました。サブプライム問題に端を発した世界経済への景況感悪化に関して、主要国の金融当局者がどのような声明を出すのか注目が集まりました。

 今回は、主要国の大手金融機関の代表者をも集め、完全非公式ながら討議の場を設けました。完全非公式は当初から示されていたのですが、声明内容に今回のこの討議内容を示唆するような箇所が見当たらないことや、現状打破への具体策が示されなかった点をして失望する声が多かったように思われます。

 G7の形骸化が言われて久しいですが、今回ばかりは市場がやや過度な期待をしすぎた感じがします。個人的には民間金融機関の代表を集め、指導的な話に終始したとは思えず、かなり突っ込んだヒアリングがなされたはず。と考えています。
 そして、当初発表の通り完全非公式なのですから、その内容を声明中に読み取ろうというのも過剰な期待だったのではないでしょうか。

 しかし、では全く無意味であったのかといえばさにあらず。彼らを呼んで討議をしたこと自体に大きな意味があり、先走ろうとする市場に心理的なくさびは打てているはずです。

 声明文中においては、為替に関する文面が大幅に修正されました。既に各方面で指摘の通りドル安に対しての懸念を表明したのは2004年2月以来です。主要国政策決定者の意見が一致を見ること自体が稀なことである為、滅多に変更のない文面の修正はそれ自体で大きな意味と権威を持つものと思います。
 各金融機関のレポートにおいてもこの点にだけは相応の敬意を払っています。現時点で即協調行動とはならないであろうとしながらも、その警戒感だけは大なり小なり盛り込んでいることでも、既に市場参加者がドルの一方的な下落を見込んだ動きには出難い状況を作り上げたと言えます。

 おそらく、これからもG7の影響力はここまででしょう。しかし、私はそれで十分であるように思えます。

 今週は米主要金融機関の業績見通しが次々と発表されます。月曜のワコビアでも分かるとおり相当ネガティブなものが予想されます。当然市場はその発表をみて素直な反応を示すでしょう。しかし、このG7の声明で過度な暴走だけには歯止めがかかるのも確かではないでしょうか。

-------Fin-------


■次回は2008年4月23日(水曜日)更新予定です



○投票 ×投票
Powered by newsing

最新記事コラム最新記事

PR
コラムの記事をもっと探す

この記事のトラックバック(0)

  • この記事のトラックバックURL(承認制のため、掲載されるまでしばらく時間がかかります。) :
求人検索サービス提供中
Webサービス
arr [リリース掲載・配信] 900媒体以上へリリース配信
arr [ネットショップ] 0円から開業の安心ネットショップ
arr [ホームページ制作] 見積無料、中小企業のHP制作
arr [テンプレート] 美しいHPテンプレートの格安販売
メールマガジン配信中
人気TOP10ニュース
 
track feed なかのひと