平均株価は252円高と大幅に3日続伸も、戻り売りなど警戒し伸び悩み=東京株式市場・17日後場
 17日後場の東京株式市場では、平均株価が前日比252円17銭高の1万3398円30銭と大幅に3日続伸したが、やや伸び悩んだ。商いが盛り上がりに欠ける中で、先物市場での小口売りに押されたほか、前場に4月7日の直近ザラバ高値1万3485円90銭を奪回したこともあり、短期的な過熱感から戻り売りや利益確定売りなどが警戒され、平均株価はやや上げ幅を縮小。「ここ最近の上昇はショートカバー(売り方の買い戻し)が主」(中堅証券)との見方が多く、新規資金流入の乏しさが指摘されたほか、現地17日に米証券大手メリルリンチなどの決算を控えていることも様子見ムードを強める要因となった。
市場からは、「国内に上値を追いかける材料はなく、結局は海外頼み。鉄鋼や自動車などのアク抜け感では買い戻しにとどまり、積極的な買いは見込めない。ボリュームも膨らまず、国内企業の決算を確認しないまま強気にはなれず、目先は慎重に見たほうが良いだろう」(新光証券・エクイティ情報部・山内滋紀氏)との声が聞かれた。東証1部の騰落銘柄数は値上がり1255、値下がり339。出来高は18億6331万株。売買代金は2兆3500億円。東京外国為替市場では、1ドル=102円台前半(16日終値は1ドル=101円50銭)で取引されている。
新生銀 <8303> 、みずほ <8411> 、中央三井、三井住友、りそなHDなど銀行株や、新光証券 <8606> 、いちよし <8624> 、野村、松井証、岡三など証券株、ジャックス <8584> 、イオンクレ <8570> 、プロミス、三菱Uニコス、三菱Uリースなどノンバンク株が堅調。HOYA <7741> 、ニコン <7731> 、オリンパス、東精密など精密機器株や、ファナック <6954> 、京セラ <6971> 、キヤノン、アドバンテス、TDK、ソニーなど値がさハイテク株も買いが継続した。
アク抜け感からホンダ <7267> 、日産自 <7201> 、日野自、トヨタなど自動車株にも物色が続き、住友ゴム <5110> 、ブリヂス <5108> 、浜ゴムなどタイヤ株も高い。日精工 <6471> 、THK <6481> 、JUKI、オークマ、住友重など機械株や、川崎汽 <9107> 、乾汽船 <9113> 、郵船、商船三井など海運株も上昇した。個別では、ピープルスタ、テンプスタッフの経営統合発表を受け、人材派遣業界の再編思惑からグッドウィル <4723> が後場急騰。アゼルが底値もみ合いからの上放れを強め、値上がり率トップとなったほか、イワキ、アトリウム、ヤマタネなどが大幅高となった。
半面、キリンHD <2503> 、伊藤ハム <2284> 、JT、日ハムなど食品株が軟調。個別では直近で上昇が目立った中国工、T&Gニーズ、西松屋チェ、井筒屋などが利益確定売りに押された。
[ 株式新聞ダイジェスト ]提供:株式新聞

関連記事
|
|

Powered by newsing |
|
マネー・経済最新記事
|