超閑散商いに方向感乏しくもみ合い、平均株価は23円安と4日ぶり小反落=東京株式市場・18日前場
 18日前場の東京株式市場では、方向感に乏しくもみ合い。平均株価は前日比23円09銭安の1万3375円21銭と4日ぶりに小反落した。前日の米国株は高安まちまちだったが、シカゴ先物高や、グーグル好決算などを受けたGLOBEX(シカゴ先物取引システム)での米株価指数先物高、為替市場でのドル高・円安など好環境が後押しし、寄り付きは買い優勢。アジア、欧州経由で合計800億円の買いバスケット(売りバスケットは米国経由で200億円)が観測され、平均株価は一時59円高まで上昇した。ただ、その後は直近3日間で平均株価が500円近く上昇するなど急ピッチの上げに対する警戒感が働き、平均株価1万3500円に接近する場面では、戻り売りや利益確定売りに押され上値の重い展開。前引けにかけ、ジリ安となり、小幅安で取引を終了した。出来高、売買代金はともに実質今年最低を記録した日の前場段階(出来高は4月14日の6億9419万株、売買代金は3月26日の8158億円)を下回り、超閑散商いだった。
市場からは、「平均株価が1万3000円を大きく割り込むイメージが和らぎ始めた。主な米企業決算が市場予想を上回り、リスク意識が後退していることが背景だ。ただ、まだ疑心暗鬼な面も根底ではくすぶっており、直近の上昇がショートカバー(売り方の買い戻し)に過ぎないことを見ると、一段の上昇は難しく上値の重い展開となりそうだ」(準大手証券)との声が聞かれた。東証1部の騰落銘柄数は値上がり526、値下がり1044。出来高は6億6392万株。売買代金は7862億円。東京外国為替市場では、1ドル=102円台半ば(17日終値は1ドル=101円77銭)で取引されている。
08年3月期連結業績推定値を大幅下方修正した住友林 <1911> をはじめ、大東建 <1878> 、長谷工 <1808> 、千代化建、大成建など建設株が売られ、業種別値下がり率トップ。欧州系証券による格下げ観測の武田薬 <4502> や、アステラス薬 <4503> 、第一三共 <4568> 、塩野義薬、大日住薬、大正薬など医薬品株も軟調。伊藤忠 <8001> 、丸紅 <8002> 、三菱商、三井物、住友商など商社株も売り物に押された。欧州経由で売り注文が観測されたみずほ <8411> 、三菱UFJ <8306> 、三井住友 <8316> のメガバンク3社や、岡三 <8609> 、新光証券 <8606> 、野村、大和証Gなど証券株、オリックス <8591> 、SFCG <8597> 、フィデック、ジャフコなどノンバンク株もさえない。HOYA <7741> 、テルモ <4543> 、トプコン、ニコンなど精密機器株も下押した。個別では、アトリウムが値下がり率トップとなったほか、グリーンHS、昭栄、デイシイなどが急落した。
半面、バルチック海運指数が続伸し、3月28日以来の8000ポイント台回復を受け、川崎汽 <9107> 、太平海 <9123> 、明治海、乾汽船、第一中汽など海運株が大幅高。JFE <5411> 、冶金工 <5480> 、東製鉄、大製鉄、住金など鉄鋼株も堅調。ドル高・円安基調を背景に、マツダ <7261> 、日野自 <7205> 、いすゞ、日産自、トヨタなど自動車株も上昇。欧州系資金流入の7&iHD <3382> をはじめ、ドトル日レス <3087> 、丸井G <8252> 、タカキュー、H2Oリテイなど小売株も買われた。個別では、09年2月期連結営業32%増益見通しのアデランスHや、09年2月期連結営業42%増益見通しの米久などが大幅高。ほか、クミアイ、グッドウィル、戸田工などに物色が向かった。
[ 株式新聞ダイジェスト ]提供:株式新聞

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