中国メディア産業、高速発展段階に入る
このほど、中国清華大学媒介経営・管理研究センターと中国国内専門家たちが共同編集したメディア青書、「中国メディア産業発展報告(2007―2008)」が発表され、中国2008年のメディア産業生産額は5440億元(約7兆8846億2720万円)に及び、2007年より13%増加すると予測された。
そのうち、雑誌・図書出版とモバイルメディアの生産額がメディア産業の上位2位となり、それぞれ1300億元(約1兆8841億9400万円)、1200億元(約1兆7392億5600万円)を超える見込みという。
●新メディアが高速成長
中国メディア産業の過去二年間の発展状況を見れば、各業界の産業規模、生産額増え幅及び産業構造などが急速に変化していることは明らかであるという。
新聞発行と定期刊行物発行のほか、各業界の生産額も増加している。2006年、有線テレビ料金収入増え幅が最も多く、70%に達した。また、ラジオ放送広告収入の同期比増え幅も55%にのぼった。
しかし、図書出版、テレビ広告、新聞発行など、従来メディア産業の生産額がメディア産業全体に占める比重は、いずれも大幅に下落となった。
一方、2007年、インターネットやモバイルといった新メディアは急速に増加し、生産額はメディア産業生産総額の28.07%を占め、そのうち、オンラインゲーム、ネット広告、ブログなどを含むインターネットメディアの生産額は300億元(約4348億1400万円)に迫っている。
●図書出版とモバイルメディアが牽引力に
近年、中国の出版発行体制改革が展開されている。出版社、新聞社の企業システム管理、市場化管理が実施され、企業の体制改革効果が徐々に現れているという。特に、2007年、遼寧出版伝媒股フェン有限会社の株市場上場によって、中国の出版企業は多くの投資者から注目された。
そのほか、中国の図書出版企業は、メディア産業の牽引役として、積極的に海外市場を開拓している。
また、メディア産業の新興産業と見られているモバイルメディア産業も、この数年間で迅速に発展している。特に、携帯電話テレビ、車載テレビなどのモバイルメディアが、メディア産業の注目点となる見込み。「全国新メディア連合放送網」の成立も、バス、鉄道、飛行機、地下鉄、インターネット、携帯電話など、新メディア産業チェーンの形成を促進すると見込まれている。
●中国映画が世界市場に広がる
2007年、中国映画産業も急速に発展しており、製作本数、チケット売り上げなど、いずれも成長しているという。昨年通年、中国の映画制作量は402本、チケット売上げは33億元(約478億2954万円)を超過、そのうち、国産映画のチケット売り上げは18億100万元(約261億333万円)に及び、外国映画のチケット売り上げを上回った。
また、昨年、中国の29本映画が19回の国際映画祭で、49の賞を受賞し、78本の映画が47の国と地区に販売され、海外売上高は20億2000万元(約292億7748万円)に達したとのこと。

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