方向感に乏しく高値圏でもみ合い、平均株価は220円高と5日続伸=東京株式市場・21日後場
 21日後場の東京株式市場では、高値圏を維持。平均株価は前週末比220円10銭高の1万3696円55銭と5日続伸した。薄商いの中、先物市場への小口売りにやや伸び悩む場面もあったが、自動車や不動産、機械、ハイテクなどへの物色が継続し、指数を下支え。上海、香港などのアジア株高やGLOBEX(シカゴ先物取引システム)での米株価指数先物高なども安心感を誘った。半面、手掛かり材料に乏しい上、前場段階で25日移動平均線カイ離率がプラス6.15%に達するなど短期的な過熱感から上値も重く、平均株価は1万3700円を挟み方向感に乏しくもみ合う展開となった。
市場からは、「トヨタ <7203> などが13週移動平均線を超えておらず、まだ出遅れ修正の感は否めない。為替市場でもドル・インデックスでは依然として安値圏にあり、やや気掛かりだ。平均株価は1万3500円を一気に上抜いたが、1万3500円〜1万3700円どころは累積売買代金が多く、上値の重い展開が続きそう。今週は米ハイテク株の決算を控えており、ここ数日で高値圏を維持できるかが見極めどころとなる」(大和証券SMBC・グローバル・プロダクト企画部・西村由美氏)との声が聞かれた。東証1部の騰落銘柄数は値上がり1147、値下がり466。出来高は18億6146万株。売買代金は2兆3446億円。東京外国為替市場では、1ドル=103円台後半(18日終値は1ドル=102円46銭)で取引されている。
ドル高・円安推移を受け、外国人買い観測のホンダ <7267> 、トヨタ <7203> が上値追いとなり、スズキ <7269> 、ダイハツ <7262> 、日産自、デンソー、カルソカンセなど自動車関連株が大幅高。08年3月期連結業績推定値を上方修正したNEC <6701> や、野村証が投資判断「3」(中立)に引き上げたNECエレ <6723> のほか、キヤノン <7751> 、コニカミノルタ <4902> 、ソニー、富士通、三菱電、松電産などハイテク株にも買いが継続した。
松井証 <8628> 、いちよし <8624> 、大和証G、新光証券、野村など証券株や、住友信託 <8403> 、三井住友 <8316> 、三菱UFJ、西日シ銀、常陽銀など銀行株も堅調。年初来高値を更新したコマツ <6301> や、クボタ <6326> 、日立建機、住友重など機械株も買いが継続。ゼクス <8913> 、サンフロンテ <8934> がストップ高比例配分となったほか、大京 <8840> 、東急不 <8815> 、住友不、三井不、菱地所など不動産株も軒並み買われた。個別では、第3四半期連結決算で経常黒字転換のMDM <7600> や、木村化 <6378> などがストップ高比例配分。ほか、コメ関連のヤマタネ、08年3月期連結経常利益推定値を増額した蝶理や、協同飼などが年初来高値を更新した。
半面、JR西日本 <9021> 、JR東日本 <9020> 、JR東海、小田急など電鉄株や、センコー <9069> 、日通 <9062> 、山九、ヤマトHDなど陸運株が軟調。業務提携の内容を発表した不二油 <2607> とJオイル <2613> が「期待はずれ」(大手証券)から失望売りを浴びたほか、JT <2914> 、アサヒ <2502> 、伊藤ハム、カゴメなど食品株も売り優勢。個別では、09年2月期連結2ケタ減益、減配見通しのガリバー <7599> がストップ安比例配分となったほか、08年3月期連結最終赤字転落、無配修正の廣済堂や、FDK、香川銀、田崎真珠などが売られた。
[ 株式新聞ダイジェスト ]提供:株式新聞

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