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エールフランス、アリタリア買収を撤回

2008年04月22日 11:50更新 前の記事 次の記事  企業・買収一覧
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 欧州の航空大手エールフランス-KLMは21日、経営難に陥っているイタリアのアリタリア航空に対する買収提案を撤回するとの声明を発表した。エールフランスは、今月初めに買収交渉が決裂して以降アリタリアが「法的な状況」を明確化できなかったと述べた。

 声明の中でエールフランスは、アリタリアに対して買収撤回の決定を通知し、アリタリアが必要な条件を満たさなかったことを伝えたと述べている。

 一方、イタリアの報道機関Apcomによると、アリタリアのパイロット組合「Anpac」の代表であるFabio Berti氏は、エールフランスの声明が買収取引の一場面に過ぎず、何も変わったことはないと述べている。同氏は「買収提案の撤回は行われていない」「また、エールフランスはもはやアリタリアに関心を持っていないとは述べておらず、当面は提案を行う条件が整っていないだけだ」と述べている。

 エールフランスは3月14日にアリタリアに対して1億3,900万ユーロの買収提案を行った。提案の中には、アリタリアの従業員2,120人の削減計画なども含まれている。買収交渉は、エールフランスがアリタリアの要求を受け入れなかったことで3週間前に決裂していた。

 イタリアの経済相はエールフランスによる買収が実現しなければ、アリタリアは破たんの危機に直面すると警告している。

 イタリア国内の報道では、政府が48時間以内にアリタリアに関する緊急閣議を開くと伝えられている。アリタリアは1日で約100万ユーロの損失を出しており、イタリア政府はここ数カ月間、買い手を模索していた。

 今月中旬の総選挙で次期首相に返り咲いたシルヴィオ・ベルルスコーニ氏は、エールフランスとのいかなる契約も拒否すると明言し、イタリアの企業グループが独自の買収提案を行う用意ができていると述べているが、現在までにそのようなグループは現れていない。

 中道左派のフランシスコ・ルテリ副首相は、エールフランスの買収撤回がベルルスコーニ氏らの反対運動によってもたらされた「悲惨な結果」だとしている。

 アリタリア労組の一部は、買収が成立すればエールフランスがミラノ・マルペンサ空港の規模を縮小することを懸念している。

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*この記事はAP通信との契約で財経新聞社が日本向けに翻訳・編集したものです。翻訳・編集責任は財経新聞社にあります。AP通信はコンテンツの誤謬及び遅延、コンテンツに依拠してなされたすべての行動に関して一切責任がないものとします。Copyright 2006 The Associated Press. All rights reserved.

 

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