ジリ安歩調に平均株価は148円安と6日ぶり反落も、1万3500円台を維持=東京株式市場・22日後場
 22日後場の東京株式市場では、ジリ安歩調。平均株価は前日比148円73銭安の1万3547円82銭と6日ぶりに反落した。昼休みの立ち会い外バスケット取引で「買い決め優勢」(米系証券)だった流れを受け、後場寄りは下げ幅をやや縮小。ただ、為替市場で1ドル=103円を割り込む場面があるなど、ややドル安・円高に進んだほか、上海、香港などアジア株やGLOBEX(シカゴ先物取引システム)の米株価指数先物などが軟調に推移し、戻りは限定的。「手掛かり材料に乏しく、合理的な買う理由が見当たらない」(中堅証券)との声が聞かれ、薄商いに様子見ムードが強まる中、先物市場での小口売りに押され、平均株価は一時177円安まで下げ幅を拡大する場面もあった。一方で、売り崩す向きも限定され、心理的フシ目の1万3500円台は維持した。
市場からは、「取りあえず平均株価1万3500円を保った格好だが、目先は国内企業決算を控え、手を出しづらく、米国株が直近上げた反動で売られれば、国内株式市場も日柄調整に入る可能性がある。ただ、下げも限定されつつあり、1万3000円台は維持しそう。当面は押し目買いスタンスで環境関連や食料関連の銘柄に注目している」(銀行系証券)との声が聞かれた。東証1部の騰落銘柄数は値上がり516、値下がり1081。出来高は15億7842万株。売買代金は1兆9181億円。東京外国為替市場では、1ドル=103円前後(21日終値は1ドル=103円31銭)で取引されている。
社員のインサイダー取引容疑が報じられた野村 <8604> をはじめ、大和証G <8601> 、松井証 <8628> 、新光証券、岡三など証券株に売りが続き、業種別値下がり率トップ。みずほ <8411> 、三井住友 <8316> 、住友信託、中央三井、三菱UFJなど大手銀行株も軒並み売られ、三菱Uリース <8593> 、センチュリー <8439> 、オリックス、ジャフコなどノンバンク株も下げ基調。大和総研が投資判断「3」(中立)に引き下げたアトリウム <8993> や、住友不 <8830> 、大京 <8840> 、三井不、ゴールドクレ、ゼファーなど不動産関連株も軟調。
ドル安・円高推移に加え、日興シティ証による投資評価引き下げが目立ったいすゞ <7202> 、日産自 <7201> 、トヨタなど自動車株が安く、09年3月期連結経常2割減益が伝わったアイシン精 <7259> 、ショーワ <7274> 、ケーヒンなど自動車部品株も下落した。アドバンテス <6857> 、キヤノン <7751> 、東エレク、ソニー、オリンパスなど値がさハイテク株も売られた。個別では、08年3月期連結業績推定値を下方修正したキョーリン <4569> が上場来安値を更新し、08年3月期連結利益推定値を減額したセ硝子や、クボテック、サンエーイン、共和電などが急落した。
半面、JT <2914> 、日清食 <2897> 、ヤクルト、宝HLD、キッコーマンなど食品株が堅調。08年3月期単体業績推定値を上方修正した名鉄 <9048> や、JR西日本 <9021> 、JR東日本 <9020> 、京成など電鉄株も物色された。個別では、日証金によるカラ売り規制を受け思惑買いにゼクス <8913> がストップ高比例配分。22日大引け後に発表される08年12月期第1四半期決算を前に買いが入ったセシールが一時ストップ高に値上がり率トップとなったほか、08年3月期連結利益推定値を増額した若築建や、ユニシス、MDMなどが大幅高に新高値を付けた。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:株式新聞

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