平均株価は31円高と小反発、引け際インデックス売りに伸び悩み=東京株式市場・23日後場
 23日後場の東京株式市場では、伸び悩み商状。平均株価は前日比31円34銭高の1万3579円16銭と小反発した。後場寄り付きは、前引けにかけて上値を追った流れに加え、上海、香港などアジア株が堅調に推移し、シンガポール取引所(SGX)で225先物買いが優勢。平均株価は午後零時41分に1万3717円05銭(前日比169円23銭高)まで上昇し、4月21日の直近ザラバ高値1万3739円44銭に接近する場面もあった。ただ、買い一巡後は高値警戒感から戻り売りや利益確定売りが出たほか、あす24日から本格化する国内企業の3月期決算発表を前に積極的な買いが手控えられ、上値を切り下げる展開。引け際、「1単位当たり3万株から5万株のインデックス売り」(市場筋)に下押した。
市場からは、「レンジとして300円程度のブレはあろうが、平均株価1万3500〜1万3600円程度が落ち着きどころとなりそうだ。商いは依然として膨らまないが、商社株や資源株、機械株の一角などが値を飛ばしていることを見ると、市場センチメントが沈んでいるわけではなく、国内企業決算を確認したいとの思いが強いのだろう」(銀行系投信)との声が聞かれた。東証1部の騰落銘柄数は値上がり862、値下がり712。出来高は17億157万株。売買代金は2兆761億円。東京外国為替市場では、1ドル=103円前後(22日終値は1ドル=103円17銭)で取引されている。
NY原油先物価格の連日の最高値更新を背景に、みずほ証が投資判断「1」(強気)に2段階引き上げた出光興産 <5019> や、新日石 <5001> 、新日鉱HD <5016> 、AOCHDなど石油株や、年初来高値を更新したガス開 <1661> 、石油資源 <1662> 、国際帝石など資源開発株が堅調。三井物 <8031> が新高値を付け、住友商 <8053> 、三菱商 <8058> 、丸紅、伊藤忠など商社株にも物色が続いた。23日午前11時に増配や新株予約権の取得・消却を発表したフィデック <8423> が一段高に買われたほか、日立キャピ <8586> 、三菱Uリース <8593> 、アコムなどノンバンク株も上昇。大型オイルタンカーのスポット価格急騰を受け、新和海 <9110> 、第一中汽 <9132> 、乾汽船、商船三井など海運株も買われた。
個別では、08年3月期連結営業15%増益が報じられたMISAWA <1722> がストップ高比例配分となったほか、東北ミサワも連想買いに大幅高。値上がり率トップの鋳鉄管をはじめ、09年3月期見通しで増益基調継続の日立ツールや、08年3月期連結業績推定値を上方修正したクラリオン、野村証が投資判断「1」(強気)に引き上げたDeNAなどが1割超上昇した。
半面、損保ジャパン <8755> 、三住海上 <8725> 、T&DHD、あいおいなど保険株が軟調。ホンダ <7267> 、トヨタ <7203> 、日産自、日野自など自動車株も下押した。大ガス <9532> 、東ガス <9531> などガス株や、東北電 <9506> 、東電 <9501> 、関西電など電力株もさえない。京セラ <6971> 、キヤノン <7751> 、ファナック、コニカミノルタなど値がさハイテク株の一角が売られたことも指数伸び悩みにつながった。個別では、08年12月期第1四半期の赤字転落を発表したセシールが値下がり率トップとなったほか、ゼクス、北国銀、総合メディ、サンフロンテなどが売られた。
[ 株式新聞ダイジェスト ]提供:株式新聞

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