吉野家向け米国産輸入牛からBSE危険部位発覚
厚生労働省と農林水産省は23日、輸入された米国産牛肉に、特定危険部位の脊柱(せきちゅう)が混入していた事を発表した。
特定危険部位は、牛海綿状脳症(BSE)の病原体とされる異常たんぱく「プリオン」が蓄積しやすい部分。日本では脳や脊髄(せきずい)、脊柱などの部位を厚労省が指定しており、日本向け輸入牛において、全ての牛で取り除くことが条件となっている。
問題の牛肉は、伊藤忠商事が昨年8月、ナショナルビーフ社カリフォルニア工場から輸入。牛丼店を手がける吉野家に転売された700箱17トン(ショートプレート:冷凍ばら肉)に、米国農務省発行の衛生証明書に記載のないもの(ショートロイン:腰部の肉)が1箱27kg混載されていた事が、22日に伊藤忠商事より両省に報告された。消費者向けには販売されていないという。
両省は、在京米国大使館に対し、詳細な調査の実施を要請。米国政府による詳細な調査結果の報告を受けるまで、当面、当該施設からの輸入手続の保留を継続する事を決定した。
両省は今後、輸入者等に対し、貨物の倉庫搬入時及び国内流通段階における検品の徹底を再度指導する。さらに、現在問題発生がない施設から輸入される米国産牛肉に対しても、念のため、当面、抽出率を上げて検査を行うという。
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