平均株価は51円高と続伸、方向感に乏しく上げ下げ繰り返す=東京株式市場・24日前場
 24日前場の東京株式市場では、平均株価が前日比51円71銭高の1万3630円87銭と続伸したが、方向感に乏しい展開。前日の米国株の反発や、ドル高・円安推移の為替市場に加え、寄り付き前の外国証券経由の売買動向が「差し引き2770万株の大幅買い越し」(外資系証券)と07年9月27日(差し引き3190万株の大幅買い越し)以来の水準となったことで、寄り付きは買いが先行。合計670億円の買いバスケット(売りバスケットは350億円)が観測されたこともあり、平均株価は一時75円高まで上げ幅を拡大した。その後、先物への大口売りに下げに転じ、一時82円安まで売られたが、先物市場で「1万3500円OBで5000枚買い(1万3500円以下のより低い値段で買う注文)」(市場筋)が指摘された上、印紙税率引き下げを受けて上海総合指数が8%近く上昇したことで国内株式市場も切り返しに転じ、再び上げに転じた。
市場からは、「足元ではスピード調整にあり、きょうから始まる国内企業決算を前にやや様子見色を強めつつあるが、平均株価が1万3500円を抜けてきてから相場つきが変わりつつある。週初にあけたマドも前日に埋め、チャート上では頭打ちを回避した格好。上海株に続き、昼から始まるアジア株が堅調に推移すれば、後場には買い安心感が広がる可能性がある」(東洋証券・情報部・檜和田浩昭ストラテジスト)との声が聞かれた。東証1部の騰落銘柄数は値上がり728、値下がり785。出来高は7億7130万株。売買代金は9095億円。東京外国為替市場では、1ドル=103円台半ば(23日終値は1ドル=103円01銭)で取引されている。
乾汽船 <9113> 、川崎汽 <9107> 、商船三井、第一中汽など海運株に買いが先行し、業種別値上がり率トップ。08年3月期連結業績推定値を増額した鉄建 <1815> や、大林組 <1802> 、大成建、大東建など建設株も買い優勢。08年3月期連結利益推定値を下方修正もアク抜け感から買われた大和ハウス <1925> や、積水ハウス <1928> 、MISAWAなど住宅関連株も高い。アドバンテス <6857> 、東エレク <8035> 、TDK、ファナック、キヤノンなど値がさハイテク株も指数上昇に寄与した。
みずほ <8411> 、三井住友 <8316> 、新生銀、住友信託、三菱UFJなど銀行株や、大和証G <8601> 、いちよし <8624> 、新光証券、松井証など証券株も堅調。日野自 <7205> 、ホンダ <7267> 、日産自、トヨタなど自動車株も買われた。個別では、独親会社によるTOB(株式公開買い付け)実施で買い付け価格600円にサヤ寄せする形でBOSCH <6041> (監理)がストップ高カイ気配。09年3月期連結営業21.7%増益見通しの日立ビジネス <4738> や、09年3月期連結営業13.6%増益予想の新神戸電 <6934> がストップ高に買われ、新高値。クボテック <7709> もストップ高となった。
半面、新日石 <5001> 、昭シェル <5002> 、コスモ石、新日鉱HDなど石油株や、石油資源 <1662> 、国際帝石 <1605> 、ガス開など資源開発株が軟調。武田薬 <4502> 、アステラス薬 <4503> 、大日住薬、エーザイなど医薬品株も下落。三菱マ <5711> 、古河電工 <5801> 、住友鉱、東邦鉛など非鉄金属株もさえない。個別では、前日急騰した日曹達が利益確定売りに押されたほか、発行総額が上限150億円の転換社債型新株予約権付社債発行を発表し希薄化懸念のエディオン、東北ミサワ、フィデックなどが値下がり率上位に並んだ。
[ 株式新聞ダイジェスト ]提供:株式新聞

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