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[トピックス]マルチ・スズキ、日本の親会社を抜く
【ニューデリー】インドの自動車大手、マルチ・スズキのインド国内での売上げが、親会社スズキの日本国内の売上げを超えた。インドの自動車産業の成熟を示す現象といえる。
マルチ・スズキは、2007-2008年度にインド国内で71万1000台の自動車を販売。一方、親会社のスズキの日本国内での販売台数は67万3000台であった。また、インド子会社の売上げが11.9%の成長を示したのに対して、親会社は2.5%ダウンした。
タタ・モーターズ、マヒンドラ&マヒンドラなどインド系大手が国際的な成功を収めた直後、インド国内の50%以上のシェアを誇るマルチ・スズキは「親会社を抜く」という長年の期待に応えた。
これで終わりではない。その将来にはさらに大きな期待が寄せられている。なぜなら、インドの自動車市場は世界で最も急速な成長を見せる市場として、毎年2桁成長を続けているからだ。日本のような先進国の成長が頭打ちとなっているのとは対照的だ。
また、インド国内での自動車の普及率はまだまだ低い。人口1000人に対して、自動車の所有者はわずか7人だ。中国の10人、西ヨーロッパの500人、アメリカの450人と比較すれば、いかに普及率が低いかが分かる。まだまだ成長の余地がある。
マルチ・スズキにとって、このニュースは絶好のタイミングでやってきた。中西眞三社長の指揮の下、900億ルピー(約2300億円)の投資を受け、インド限定製造となるA-Starの製造が発表されていたのだ。
ヒュンダイ、ホンダ、GM、トヨタらの攻勢にも動じず、マルチ・スズキには、首位に君臨し続ける自信がある。22秒に1台の割合で自動車を製造し続けるマルチ・スズキは、スイフトDZiRE、アルトなどを武器に、ライバルの攻勢に立ち向かう。
インドの子会社が日本の親会社を抜いたのは、これが初めてではない。日本のホンダを親会社とするヒーロー・ホンダ社の2輪車の販売台数は、10年ほど前から日本の親会社を超えている、と言われている。
※この記事は、インド専門ニュース&コラムサイト「ヴォイス・オブ・インディア」の提供です。ビジネス、政治から社会、文化、エンタテインメントまで、インド発の最新情報をお届けしています。
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