米経済低迷から回復を図るべく米連邦公開市場委員会(FOMC)は4月30日、フェデラルファンド(FF)金利誘導目標を0.25%利下げし年2%とすることを賛成8対反対2で決定、即日実施した。一方、米消費者および事業者向け融資のためのプライムレートは5%まで削減された。FF金利誘導目標、プライムレートともに2004年末以来最低水準となった。 米連銀は昨年9月以来利下げを行っているが、今年度に入り住宅市場の低迷、クレジット市場、金融動乱問題が悪化したのに伴い、さらなる大幅利下げを行っている。今年1−3月に行われたFF金利の下げ幅は過去四半世紀においても最大のものとなっている。 FRBは声明文で、「金融政策の緩和が穏やかな成長を促し米経済活動の危機を和らげるだろう。昨今の米経済指標から米経済活動の弱まりが示されている。消費者および事業者による消費が削減されており、労働市場も低迷している。金融市場も強い圧力を受けており、信用収縮や住宅市場の悪化が今後数四半期にわたって米経済成長の重荷としてのしかかってくるだろう」と述べた。 FRBはさらなる追加利下げの可能性を示さなかったが、エコノミストらの間では今後も利下げが行われるものと予測されている。