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銀行、不動産などが下押し、平均株価は93円安と続落=東京株式市場・1日前場

2008年05月01日 11:59更新 前の記事 次の記事  マネー・経済・東京株式市場一覧
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 1日前場の東京株式市場では、軟調展開。平均株価は前日比93円14銭安の1万3756円85銭と続落した。現地4月30日にFOMC(米連邦公開市場委員会)で0.25%利下げが決定され、声明文から「景気の下ブレリスクが依然として残っている」との文言が削除されたが、前日の米国株が利益確定売りに下落し、為替市場もややドル安・円高方向に振れたことで、寄り付きは売り優勢。その後、欧州経由での合計450億円の買いバスケット(売りバスケットは米国経由で150億円)観測や、先物市場で「225先物に午前10時まで2500枚買い」(市場筋)が指摘され、平均株価は一時プラス圏に浮上する場面もあったが、戻り売りなどで上値は重く再び下げ転換。銀行、不動産などが海外勢売りに下押したほか、先物市場への売り物も交え、平均株価は一時103円安まで下げ幅を拡大した。

 市場からは、「平均株価1万4000円の壁は厚く、なかなか抜け切れない。FOMCは通過したが、大型連休や4月米ISM(サプライマネジメント協会)製造業景況指数、4月米雇用統計など重要経済指標の発表を控え、様子見色が強いのだろう。ただ、松電産や日立建機などが堅調な業績見通しを発表し、国内企業業績に対する懸念は薄らいでいる」(ちばぎんアセットマネジメント・専務取締役・安藤富士男氏)との声が聞かれた。東証1部の騰落銘柄数は値上がり483、値下がり1072。出来高は7億9054万株。売買代金は1兆255億円。東京外国為替市場では、1ドル=103円台後半(4月30日終値は1ドル=104円04銭)で取引されている。

 欧州系の売り観測から住友不 <8830> が売られ、東建物 <8804> 、大京 <8840> 、菱地所、野村不HDなど不動産株が売り優勢。住友信託 <8403> 、みずほ <8411> 、三菱UFJ、りそなHDなど銀行株や、新光証券 <8606> 、野村 <8604> 、岡三、丸三証など証券株も軟調。09年3月期大幅減益予想の邦チタ <5727> が急落し、住友鉱 <5713> 、東邦鉛 <5707> 、三菱マなど非鉄金属株も下落した。個別では、08年3月期連結最終赤字修正に前期無配としたシーズクリエ <8921> がストップ安ウリ気配。08年3月期連結業績推定値を減額したベルーナ <9997> が一時ストップ安に値下がり率トップとなったほか、ゼビオ、山梨中銀、アスクルなどが大幅安となった。

 半面、09年3月期営業利益予想で最大28%増益に増配見通しの日電硝子 <5214> が外国人買いも観測され大幅高となり、旭硝子 <5201> 、板硝子 <5202> などガラス株が堅調。09年3月期増収増益を見込んだ日東電 <6988> や資生堂 <4911> 、クミアイ、クラレなど化学セクターにも物色が向かった。個別では、09年3月期営業58.7%増益見通しに上限6.2%の自社株買いを好感した日本調剤 <3341> がストップ高カイ気配。中計の2年前倒しが好感されたワコム <6727> や、ランビジネス <8944> 、サンフロンテ <8934> 、サイバネット <4312> なども一時ストップ高に買われた。

[ 株式新聞ダイジェスト ]提供:モーニングスター社


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