英ガス大手BGグループが、オーストラリアの電力小売り、石油・ガス生産のオリジン・エナジー(Origin Energy)に対して121億米ドル(約1兆2,500億円)の買収提案を行った。オリジンが4月30日、オーストラリア証券取引所に対する声明で明らかにした。 オリジンによると、BGは29日に1株14.70豪ドルの条件を打診したという。この価格は29日のオリジン株の終値に40%のプレミアムを上乗せしたもの。オリジン株は30日の市場で33.2%上昇し、13.95豪ドルとなった。 アナリストらは、オリジンの株主が買収提案を魅力的と考えている可能性が高いと分析している。 資産管理などを手掛ける豪アーミテージ・プライベートのファンド・マネジャーでオリジンの株式を保有するCampbell McComb氏は、「現在の市場環境を見れば、非常に高いプレミアム」とし、BGグループを上回る買収提案が現れず、取締役会も承認すれば買収提案を受け入れると述べた。 オリジンは声明の中で「オリジンはまだ提案を検討していない」「今後、関係者間で交渉が行われ、株主には結果が通知される」と述べている。 オリジンはオーストラリアで最大の炭層ガス生産会社で、2007年10-12月期には生産高が22%上昇している。