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30日のロシア市場、ほぼ変わらず

2008年05月01日 15:21更新 前の記事 次の記事  マネー・経済・ロシア市場一覧
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ロシア株式市場、ほぼ変わらず
欧州市場下落につれ安となったが、米GDP統計が予想を上回って値を戻す


 30日のロシア株式市場は、ほぼ変わらず。ロシア市場は5月1日と2日が春と労働の日(メーデー)で休場となるうえ、その間に米国で重要経済指標が相次ぐことで様子見気分が強く、海外市場に追随する動きに終始した。寄付き後は、欧州企業の減益決算が相次ぎ、欧州市場が下落したことで続落となった。ただその後発表となった米国のGDP成長率が市場予想を上回ったことで急速に値を戻し、前日比ほぼ変わらずで取引を終えた。

 これまで市場を牽引してきたセヴェルスタリ(CHMF)、ノヴォリペツク製鉄(NLMK)といった鉄鋼など金属関連がドル高による商品価格下落を懸念した売りに押された一方、30日からMICEX・RTS両取引所の株価指数の構成銘柄から除外されたロシア統一電力システム(EESR)が下げ止まったことで、電力株全般にしっかりとしたことで市場に安心感を与えていた。MICEX指数の終値は前日比0.06%安の1667.35、RTS指数は0.19%安の2122.50で取引を終えた。

 ロシア市場とは直接の関係はないが、ブラジル市場(ボベスパ指数)が史上最高値を更新している。格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)がブラジルの信用格付けを投資適格級に引き上げたためだ。市場でも予想していた向きはほとんどなかったため、驚きをもって迎えられた。これでBRICs諸国すべてが投資適格級となり、今後新興国市場への投資が拡大することとなれば、ロシア市場にも好影響となろう。

 ロシア市場は5月4日の日曜日に市場再開となる。祝日が木曜日の場合、金曜日を休日として日曜日を就業日とするロシア独自の慣例に基づく措置だ。この間、世界中の市場関係者が注目する米国の経済指標が相次ぐほか、米連邦制度理事会(FRB)が30日に発表した金融政策の変更もロシア市場は織込んでいない。4日の市場再開時は、海外市場はすべて休場となることから思わぬ波乱となる可能性がある。ここでは30日のロシア市場取引終了時(東京時間 22:45p.m.)の各市場の取引価格を示し、ロシア市場再開時の参考としていただきたい。

株式市場 30日のロシア市場取引終了時(22:45p.m.)
MICEX 指数 1667.35 
RTS 指数 (23:00JST終了) 2122.50 
   
ダウ工業株30種平均 12902.85
ダウ ユーロ50種株価指数 3812.55
MSCI 新興国株指数 1182.43
CME 日経平均先物 (円建て) 13930
 
為替市場  
ルーブル・円 4.4154
ドル・ルーブル 23.6905
ドル・日本円 104.63 
 
商品市場  
WTI 原油先物(NY) 116.43
CRB 商品指数  (ロイター・ジェフリーズ) 413.18 
金 先物(NY) 877.60 
プラチナ 先物(NY) 1939
銅 先物(NY) 389.85


米国株、ほぼ変わらず
予想を上回る経済指標に上昇するも、FRBが経済見通しに慎重姿勢を示し、市場の懸念が高まる


 30日のNY株式市場は、朝方発表となった米第1四半期GDP成長率が市場予想を上回り、2日発表の雇用統計の先行指標となる4月の米ADP民間雇用者数が前月比減少の市場予想に対し増加を示したことから堅調に推移した。また自動車大手GMの決算が赤字ではあったものの、市場予想を大幅に上回り同社株が急騰したことで、ダウ工業株平均の上昇幅は一時120ドルに達した。

 注目の米公開市場委員会(FOMC)の政策決定は0.25%の利下げ、と市場の予想通りであったものの、会合後の声明文が利下げ打ち止めを明確に示すものでなかったことから、市場関係者の中でも見方が分かれた。FRBとしては今後の景気・金融市場動向次第では追加利下げ可能性を残したと見られ、市場の期待よりも今後の見通しに慎重な姿勢を示したことで、市場の楽観的な見方が後退し、相場は下落に転じた。結局ダウ工業株平均はほぼ変わらずで取引を終えた。終値は前日比0.09%安の12820.13。

 4月16日以降、大手金融機関の損失が市場予想の範囲内で収まったことで、金融危機を脱したとの見方が強まり株式市場は上昇基調となったが、今後は経済指標がより注目を集めることになりそうだ。特に雇用統計は米国経済の過半を占める個人消費動向の行方と景気実態を示す指標としてこれまで以上のインパクトを市場に与えることとなろう。GDP統計は個人消費と設備投資の減速が示される一方で、在庫の積み増しが統計を押し上げている。住宅部門も悪化の一途をたどっている。個人消費が減少に転じ、在庫増が今後生産減少に繋がるようだと景気後退は市場予想よりも悪化する可能性も否定できない。

 債券市場では、FRBが今後の景気見通しに慎重姿勢を示したことで、追加利下げ観測が強まって資金が流入し、金利は低下した。先物市場では次回6月25日のFOMCでの利下げ観測が24%となった。これは76%の市場参加者は金利据え置きを予測していることを示している。債券市場でも米景気に対する楽観的な見方が大きく後退した。

 為替市場でも、FRBが利下げ打ち止めを明確に示唆しなかったことで米ドルが売られた。一方ブラジル・レアルがS&Pによる信用格付け引き上げを受け急騰した


ニューヨーク原油 続落。米原油在庫の増加を嫌気

 ニューヨーク原油先物は、続落。米週間石油在庫統計で原油在庫が市場予想を上回ったことを嫌気した売りに押された。1バレル=113ドル台で取引を終えている。

 金先物はFOMCの発表以前に取引終了となるため、原油価格につれ安となり、続落したが、時間外取引では米ドルの下落を受け反発している。銅先物は米国のGDP統計が市場予想を上回ったうえに、チリでの世界最大の銅鉱山会社で三ヵ所の銅山がストライキの影響で操業が停止していると伝えられ、供給懸念が高まり上昇となった。


ARUJI GATE
※この記事は、日本初のロシア株 取扱証券会社であるARUJI GATE証券株式会社の提供です。
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