平均株価は247円高と急反発、買い先行後は1万4000円を挟み高値もみ合い=東京株式市場・2日前場
 2日前場の東京株式市場では、大幅高。平均株価は前日比247円54銭高の1万4014円40銭と3日ぶりに急反発した。前日の米国株が上昇し、寄り付きはシカゴ先物清算値1万4120円(大証終値比330円高)にサヤ寄せする格好。合計600億円の買いバスケット(売りバスケットは合計250億円)観測や、「前場中に225先物で3000枚買い」(市場筋)との指摘も聞かれ、平均株価は午前9時12分に1万4051円85銭(前日比284円99銭高)まで上げ幅を拡大した。その後は戻り待ちの売りなどで上値の重い展開となったが、平均株価は1万4000円を挟んでもみ合うなど高値圏を維持した。
市場からは、「きょうはあえて売る要因がない一方、買い上がる材料にも乏しく、もみ合う展開。主要どころの国内企業決算がある程度通過し、全体では良くない印象だが、鋼材価格の決定など先行き不透明感が払しょくされれば買い材料になる。例年、5月は弱含みがちだが、米税還付への期待感もあり、連休後も上値慕いとなり1万4500円程度まで上昇するとみている」(大和証券・投資情報部・松下真一郎氏)との声が聞かれた。東証1部の騰落銘柄数は値上がり1309、値下がり268。出来高は7億4797万株。売買代金は1兆564億円。東京外国為替市場では、1ドル=104円台後半(1日終値は1ドル=104円11銭)で取引されている。
欧州系資金流入が観測され、08年3月期が8期連続で最高益更新と報じられた住友不 <8830> や、菱地所 <8802> 、三井不 <8801> など大手3社のほか、ストップ高のゼクス <8913> や、東急不、東建物、住友販売など不動産株が大幅高。米ハイテク株高を背景に、HOYA <7741> 、タムロン <7740> 、オリンパス、ニコン、トプコンなど精密機器株が軒並み高となり、ファナック <6954> 、キヤノン <7751> 、京セラ、アドバンテス、TDKなど値がさハイテク株も指数を押し上げた。米金融株高を受け、みずほ <8411> 、三井住友 <8316> 、三菱UFJ、横浜銀、千葉銀など銀行株や、野村 <8604> 、新光証券 <8606> 、岡三、松井証など証券株も堅調に推移した。
個別では、前日ストップ高比例配分の日本調剤 <3341> に買い物が続き、ストップ高カイ気配となり、ゲオ <2681> もストップ高。08年3月期連結経常利益推定値をほぼ2倍に増額した池上通が年初来高値を更新し、値上がり率トップとなったほか、08年6月期第3四半期連結決算を発表したアルペンや、JPモルガン証が投資判断「オーバーウエート」(強気)に引き上げたユニーも大幅高に新高値を付けた。
半面、09年3月期予想で8期ぶりの営業減益を見込み、ゴールドマン証が「コンビクション・リスト」(買い)から削除したJT <2914> をはじめ、キリンHD <2503> 、養命酒 <2540> 、雪印乳など食品株が軟調。個別では、前日ストップ安比例配分のシーズクリエ <8921> が一時ストップ安に上場来安値を更新。08年3月期連結業績推定値を減額した綜合警備 <2331> も一時ストップ安に売られたほか、欧州系証券による格下げ観測のカシオも急落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ]提供:モーニングスター社

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