平均株価は53円高と続伸も、中国株下落を受け先物売りに上げ幅を縮小=東京株式市場・7日後場
 7日後場の東京株式市場は、平均株価が前週末比53円22銭高の1万4102円48銭と続伸したが、上げ幅を縮小の流れとなった。米系証券が出した中国株ウエート引き下げリポートを材料に、香港、上海など中国株が軟調に推移したことを受け、先物市場で大口売りが活発化し、裁定解消売りを巻き込んで、平均株価は一時マイナス転換。今週末9日にオプションSQ(特別清算指数)算出日を控え、「昼休みに5月限の権利行使価格1万4000円でリバーサル・コンバージョン(オプションによる合成先物と指数先物との裁定取引)が組成されるなどSQ算出をにらんだ動きが出ている。SQ値を1万4000円に近づけたい向きがいるのでは」(米系証券トレーダー)との指摘も聞かれ、平均株価は前週末終値を挟んでもみ合った。大引けにかけ、やや切り返したが、戻りは限定された。
市場からは、「ここ最近、指数を主導する存在として注目を集めていたみずほ <8411> が年初来高値を56万7000円まで切り上げた後に失速しており、高値警戒感が表れ始めている。平均株価も高値圏にあり、そろそろ調整入りを見たほうが良いだろう」(中堅証券)との声が聞かれた。東証1部の騰落銘柄数は値上がり1137、値下がり495。出来高は21億1908万株。売買代金は2兆6045億円。東京外国為替市場では、1ドル=104円台後半(2日終値は1ドル=104円72銭)で取引されている。
NY原油先物価格の最高値更新を背景に、09年3月期大幅増益見通しの出光興産 <5019> がストップ高比例配分となり、新日石 <5001> 、新日鉱HD <5016> 、コスモ石など石油株に買いが継続。国際帝石 <1605> 、石油資源 <1662> など資源開発株も大幅高となり、三菱商 <8058> 、三井物 <8031> 、丸紅、住友商など商社株も上昇。商船三井 <9104> 、川崎汽 <9107> 、第一中汽、新和海など海運株も堅調。新光証券 <8606> 、大和証G <8601> 、野村、岡三など証券株も上値を慕った。個別では、08年3月期連結業績推定値を増額したやまや <9994> をはじめ、日本調剤 <3341> 、ドリームI <4310> 、エネクス <8133> 、T&Gニーズ <4331> などストップ高比例配分銘柄が値上がり率上位に連なった。
半面、08年3月期連結業績推定値を減額した日本興亜 <8754> や、ミレアHD <8766> 、三住海上など保険株の一角が軟調。08年4月期連結業績推定値を下方修正した伊藤園 <2593> や、東洋水産 <2875> 、明治菓 <2202> 、JTなど食品株も下落。08年12月期第1四半期で減収減益となり、みずほ証が投資判断「3」(中立)に2段階引き下げたタムロン <7740> が一時ストップ安となり、ニコン <7731> 、オリンパス <7733> 、テルモなど精密機器株も売りが継続した。個別では、09年3月期経常2ケタ減益見通しを発表し、野村証が投資判断「3」(中立)に引き下げた島精機 <6222> がストップ安比例配分となったほか、青山商、サンエーイン、三菱電なども売られた。
[ 株式新聞ダイジェスト ]提供:モーニングスター社

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