中南米で最大の携帯電話会社アメリカ・モビル(America Movil)は7日、今年後半から米アップル(Apple)の高機能携帯電話「iPhone」を販売する契約を結んだと発表した。 アメリカ・モビルはメキシコの富豪カルロス・スリム氏が保有する携帯電話持ち株会社。同社は、中南米の傘下携帯キャリア全社でiPhoneを提供する計画としたが、同社が独占的にiPhoneを販売するのかといった契約内容の詳細については明らかにしなかった。 アップルはこれまで、米AT&T、英O2、独Tモバイル、仏オレンジにiPhoneの独占販売権を与えている。アメリカ・モビルはアルゼンチン、ブラジル、チリ、コロンビア、メキシコなど16か国で1億5,920万人の契約者を有しており、アップルは同社との提携によって販売地域をさらに拡大する。 アップルはここ数週間にかけて、カナダでのiPhone販売契約を加ロジャーズ・コミュニケーションズ、イタリアでの販売契約を伊テレコムイタリア、オーストラリア、インド、イタリア、トルコなど総計10か国での販売契約を英ボーダフォン・ングループとの間で結んでいる。 アップルが公表した3月末時点のデータによると、iPhoneの累計販売台数は540万台となっている。同社は今年末までに1,000万台の販売を目標としている。