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自動車、ハイテクなど輸出株が下げけん引、平均株価は127円安と安値引けに続落=東京株式市場・9日前場
 9日前場の東京株式市場は、軟調推移。平均株価は前日比127円58銭安の1万3815円68銭と安値引けし、続落となった。オプション5月物SQ(特別清算指数)算出に絡む売買が「1銘柄(1単位)当たり2万〜3万株の買い越し」(中堅証券)となり、寄り付きこそ前日終値水準で値を保ったが、巨額の赤字決算を受けた米保険最大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)の時間外取引での急落や、ドル安・円高傾向にある為替動向が嫌気され、売り物に押される格好。欧米経由での合計500億円の売りバスケット観測(買いバスケットは欧州経由で合計400億円)に加え、債先買い・株先売りや225先物への2500枚売りも指摘され、下げ基調を強めた。なお、オプション5月物SQ(特別清算指数)推定値は1万3974円08銭だった。
市場からは、「好決算を受けて買われた銘柄にしつこい売りが出ている一方で、トヨタなど朝方に売りが出た銘柄は一巡後に買いが入るなど、きょうは両面が見てとれる。決算の中にもさまざまな変動要因が含まれており、額面どおりには受け取らず、見通しが慎重と受け取る向きも出ているようだ。平均株価は一服感を強めているが、テクニカル的なもので外部環境に大きな変化がなければ1万4000円前後での推移となるだろう」(ちばぎんアセットマネジメント・運用部長・大越秀行氏)との声が聞かれた。東証1部の騰落銘柄数は値上がり518、値下がり1052。出来高は9億7122万株(うちSQ概算分1億5800万株)。売買代金は1兆2369億円(同2648億円)。東京外国為替市場では、1ドル=103円台後半(8日終値は1ドル=103円79銭)で取引されている。
09年3月期連結営業29%減益見通しのトヨタ <7203> をはじめ、スズキ <7269> 、ホンダ <7267> 、マツダなど自動車株や、住友ゴム <5110> 、ブリヂス <5108> 、洋ゴム、浜ゴムなどタイヤ株が売り優勢。09年3月期連結営業15%減益予想のオリンパス <7733> や、ニコン <7731> 、HOYA <7741> 、島津製など精密機器株も軟調。TDK <6762> 、キヤノン <7751> 、京セラ、アドバンテスなど値がさハイテク株も売られた。外国人売り観測の東急不 <8815> をはじめ、東建物 <8804> 、住友不、NTT都市など不動産株も大幅安。個別では、09年3月期連結営業59%減益見通しの日電波 <6779> が一時ストップ安に値下がり率トップとなり、ゼクス <8913> もストップ安。ほか、ドリームI、武富士、日合成などが値下がり率上位となった。
半面、たばこの値上げ検討が報じられたJT <2914> や、Jオイル <2613> 、キッコーマン <2801> 、宝HLDなど食品株が堅調。第3四半期で連結営業30%増益を計上したドンキホーテ <7532> が一時ストップ高に新高値を付けたほか、鈴丹 <8193> 、三越伊勢丹 <3099> 、ABCマートなど小売株も買われた。個別では、09年3月期連結営業21%増益見通しのTDCソフト <4687> がストップ高カイ気配。09年3月期連結営業19%増益予想の岩崎電が年初来高値を更新し、東証1部値上がり率トップとなったほか、日橋梁、エスエス、ドワンゴなどが大幅高となった。
[ 株式新聞ダイジェスト ]提供:モーニングスター社

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