先物売りに一段安、全面安商状に平均株価は287円安と大幅続落=東京株式市場・9日後場
 9日後場の東京株式市場は、一段安。平均株価は前日比287円92銭安の1万3655円34銭と大幅続落した。昼休みの立ち会い外バスケット取引で「金額はかなり大きく、やや売り越し」(米系証券)となり、後場寄りから売りが先行。上海、香港などアジア株やGLOBEX(シカゴ先物取引システム)での米株価指数先物など海外株が軟調に推移したことを背景に、先物市場への断続的な売りが出て、平均株価は一時300円超下落する場面があった。NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)の時間外取引で原油先物価格が過去最高値を更新したことも市場心理の後退につながった。東証業種別で全33業種が下落し、値下がり銘柄数は全体の81%強に達するなど全面安商状となった。
市場からは、「やや調整色が強まっているが、まだ上向きのリズムは止まっていないと見る。平均株価が1万3500円程度を保つならばさほど懸念する必要もないだろう。ただ、海外勢による買い注文の勢いが以前より衰えつつあるのは確か。さすがに高値警戒感が働いているようだ」(外資系証券)との声が聞かれた。東証1部の騰落銘柄数は値上がり236、値下がり1402。出来高は20億629万株(うちSQ概算分1億5800万株)。売買代金は2兆4803億円(同2648億円)。東京外国為替市場では、1ドル=103円台前半(8日終値は1ドル=103円79銭)で取引されている。
09年3月期大幅減益見通しとなった武富士 <8564> をはじめ、フィデック <8423> 、セントラル <8588> 、イオンクレ、OMCカードなどノンバンク株が一段安。ゼクス <8913> がストップ安比例配分となったほか、東建物 <8804> 、大京 <8840> 、住友不、パシフィックなど不動産株も下げ幅を拡大。きょう午後1時に09年3月期の7期ぶり営業減益を発表した東レ <3402> や、ダイワボウ <3107> 、三菱レ <3404> 、東洋紡など繊維株も下げ基調。飯野海 <9119> 、第一中汽 <9132> 、川崎汽、郵船など海運株も売られた。
ドル安・円高基調を受け、09年3月期連結営業29%減益見通しのトヨタ <7203> や、マツダ <7261> 、ホンダ <7267> 、スズキ、日産自など自動車株も軟調。ブリヂス <5108> 、住友ゴム <5110> 、洋ゴム、浜ゴムなどタイヤ株も安い。TDK <6762> 、アドバンテス <6857> 、京セラ、キヤノン、オリンパスなど値がさハイテク株も指数を押し下げた。個別では、ダイエー <8263> がストップ安比例配分となり、09年3月期連結営業59%減益見通しの日電波 <6779> が値下がり率トップのまま。ほか、日鉄鉱、日合成、ドリームIなどが大幅安となった。
半面、個別で、09年3月期連結営業21%増益見通しのTDCソフト <4687> がストップ高比例配分。08年3月期連結で利益推定値増額の日橋梁 <5912> が値上がり率トップとなったほか、09年3月期連結経常42%増益見通しの岩崎電 <6924> が大幅高に新高値。ドンキホーテ、エスエス、沢井製薬なども値上がり率上位に浮上した。
[ 株式新聞ダイジェスト ]提供:モーニングスター社

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