9日のニューヨーク株式市場でダウ工業株30種平均は前日比120ドル90セント安の1万2,745ドル88セント、ハイテク株中心のナスダック総合株価指数は同5.72ポイント安の2,445.52で取引を終えた。 今週は米投資家らのクレジット市場混乱による影響、原油価格高騰への懸念が高まるかっこうとなった。また保険最大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)が発表した1-3月期収益発表が予測値をはるかに上回る赤字となり、世界金融システムへの懸念が高まった。AIGの1-3月期損益は78億1千万ドルとなり、2四半期連続の赤字を計上した。また同社は来月以降にも125億ドルの資金調達計画があることも明らかにした。 またNY原油価格の高騰も引き続き生じており、世界投資家らの懸念事項となっている。9日NY原油先物相場は初の1バレル126ドル越えを果たし、インフレが消費者支出を引き締めるという懸念がますます高まるようになった。9日のNY原油相場終値は1バレル125.96ドルと最高値の終値に達した。NY原油相場は今週1週間で10ドル近くの上昇を示している。 さらに米シティが今後2-3年の間に4千億ドル超の非中核事業資産を売却する方針を明らかにしたことも金融市場の不安を増長させ、売り圧力を強める結果となった。