カナダの天然ガス最大手エンカナ(EnCana)は11日、石油会社と天然ガス会社の2社に分社化すると発表した。保有資産に応じた独自の運用戦略をそれぞれ採用することで収益を高める狙いという。 石油会社の暫定名称は「IntegratedOilCo(IOCo)」で、既に開発されているカナダのアルバータ州、サスカチュワン州の天然ガスと原油の生産に加え、エンカナが保有するカナダのオイルサンド(油砂)や米国内の製油利権などの開発事業を手掛ける計画。 天然ガス会社の暫定名称は「GasCo」で、エンカナが大きな利権を有するカナダと米国内の天然ガス資源事業を成長させることを目指す。GasCoには現エンカナの生産量と確定埋蔵量の約3分の2が移管され、北米で第2の天然ガス会社になると予想されている。 IOCoの代表にはエンカナの Brian Ferguson最高財務責任者(CFO)が就任し、GasCoの代表にはエンカナのRandy Eresman最高経営責任者(CEO)が就任する予定で、分社化の手続きは2009年初めに完了する見込み。