中国国家統計局は12日、4月の同国消費者物価指数(CPI)が前年同月比で8.5%上昇し過去約10年間で最高水準のインフレ率となったと発表した。 CPIは今年2月に8.7%、3月に8.3%とこのところ高水準を記録し続けている。中国消費者物価指数の上昇傾向は食費の高まりを受け2007年度半ばから生じ始めた。中国政府は生活必要品への価格統制を行い、豚肉、その他生活必要品の価格上昇を抑えようとしている。食糧価格の高騰は中国貧困層にとって深刻な打撃を与える。 4月の食費上昇率は22.1%、その内訳は、豚肉が68.3%増、調理油が46.6%、野菜類が13.6%増となっている。中国政府はさらなるインフレを加速させる同国内での融資・投資熱を冷却しようと努めており、金融引き締めを行うべく過去2年間にわたって利上げを行っている。 また中国政府は中国国内には十分な穀物があることを国民に宣伝しており、豚肉についても増産するように畜産業者らに呼びかけている。しかしながら、冬季に中国を襲撃した嵐による被害で中国国内の食糧生産が低迷せざるをえなくなった。 インフレ率の高騰は食費だけに限られているが、資源やエネルギー価格も穏やかな値上がりを示しており消費者物価の高まりに少なからず寄与している。