英銀大手HSBCは12日、2008年1-3月期(第1四半期)は米国のサブプライムローン関連資産で32億ドル(約3,300億円)の評価損を計上したものの、純利益は前年同期を上回ったと発表した。同社は1-3月期の決算内容を公表しなかったが、8月に上半期決算を発表する予定。 スティーブン・グリーン会長は「米国が2008年に景気後退に入る可能性が高まっていると思われるが、景気後退の長さや程度は不明確だ。米国住宅市場の回復は米経済に対する信頼感の回復に最良の支援材料となると見られるが、この回復の時期も明確ではない」と述べている。 同会長はまた、「金融市場の流動性は引き続き懸念材料となっているが、世界経済に対する目下の主要なリスクには、食品とエネルギー価格の上昇に起因するインフレ圧力がある」とも指摘している。 HSBCは、07年1-3月期に16億ドルの評価損を計上しており、10-12月期には46億ドルの評価損を計上している。