平均株価は133円高と4連騰、一段高後に伸び悩む=東京株式市場・15日後場

15日後場の東京株式市場は、一段高後に伸び悩んだものの、平均株価が前日比133円19銭高の1万4251円74銭と4連騰。終値ベースで1月10日以来約4カ月ぶりの高値水準を回復した。後場寄りはさえないスタートとなったが、先物市場への1000枚単位の大口買い観測や、公的資金、欧州系年金流入なども指摘され、上値を目指す展開。平均株価は一時234円高まで買われ、TOPIXも取引時間中で約1週間ぶりとなる1400ポイントを回復する場面があったが、短期的な高値警戒感から戻り売りや利益確定売りに対する警戒感は強く、大引けにかけ、上げ幅を縮小する流れとなった。
市場からは、「前日のNTTに続き、きょうはソニーが一時ストップ高になるなど、主力銘柄の値動きが良く、相場の強さを表している。現場では株価の上昇幅ほど臨場感は感じられず、いまいち盛り上がりに欠けるが、国内勢は買いたい弱気が多く、押し目を形成しながら上昇基調は続くと見ている」(米系証券)との声が聞かれた。東証1部の騰落銘柄数は値上がり1305、値下がり341。出来高は24億4603万株。売買代金は2兆9519億円。東京外国為替市場では、1ドル=104円台後半(14日終値は1ドル=105円14銭)で取引されている。
トヨタが鋼材値上げで大筋合意との15日付朝日新聞報道を手掛かりに、新日鉄 <5401> 、住金 <5405> 、JFE、神戸鋼、山陽特鋼など鉄鋼株に買いが継続。全体相場の上昇を受け、新光証券 <8606> 、松井証 <8628> 、岡三、野村など証券株も堅調。午後1時半に実質的に株式10分割の方向で最終調整に入ったと報じられたみずほ <8411> や、三菱UFJ <8306> 、三井住友など大手銀行株は一段高。バルチック海運指数高を背景に、川崎汽 <9107> 、商船三井 <9104> 、郵船 <9101> など大手海運3銘柄は新高値を付けた。09年3月期増益・増配見通しや野村証の格上げを受け、一時ストップ高に買われたソニー <6758> をはじめ、オリンパス <7733> 、キヤノン、京セラなどの値がさハイテク株や、ホンダ <7267> 、トヨタ <7203> 、マツダ、日産自など自動車株も物色が続いた。個別では、09年3月期連結経常2.2倍増益見通しの近畿車 <7122> や、ドリームI <4310> 、サンフロンテ <8934> 、フィデック <8423> などがいずれもストップ高比例配分。09年3月期連結営業24%増益予想のNSW <9739> はストップ高となり、年初来高値を更新した。
半面、午後2時に09年3月期連結営業5割減益見通しを発表した石油資源 <1662> や、国際帝石など資源開発株が売り優勢。個別では、09年3月期連結営業47%減益予想のフェイスが値下がり率トップとなったほか、日東工、新日科、ユニプレスなども大幅安となった。
[ 株式新聞ダイジェスト ]提供:モーニングスター社

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