ロシア複合企業システマ(AFKS)、2007年純利益はおよそ2倍の16億ドル
5月14日、持株会社システマは、連結決算を発表した(未監査・米国一般会計基準-GAAP)。それによると、2007年における同社の売上は前年比33.5%増となった。良好な決算に寄与したのは、銀行・不動産・観光・及び通信部門における売上増である。売上の中で非通信事業が占める割合は、28.2%であった。2007年における有機的成長は(2006年第4四半期以降の資産売買を考慮に入れない)、29.9%増の31億ドルとなった。
2007年のOIBDAは前年同期比27.0%増であった。一方、OIBDA収益率は38.7%から36.9%に低下した。これは、主に、1億5570万ドルに相当する株式を同社グループの職員に報酬として支払ったためである。ARPU(加入者一人当たりの平均売上)及びロシア国内における加入者が増加したことによって、モバイル・テレシステムズ(MTSS)のOIBDAは前年比30.8%増となり、OIBDA収益率も51.2%まで上昇した。
コムスター・ユナイテッド・テレシステムズ(CMST)のOIBDAは前年同期比80.9%増となり、OIBDA収益率は42.4%となった。これは、2007年2月に導入されたモスクワ・シティ・テレフォンの料金プランに対する需要が増し、固定電話から携帯電話への通話による売上が伸び続けていることによるものである。しかし、通信・家電・技術部門の営業経費がグループのOIBDAを圧迫していることには注意を払う必要がある。
2007年におけるシステマグループの営業利益は、前年比21.7%増となった。営業利益率は、23.9%であった(2006年は26.2%)。
減価償却費は、前年比38.1%増の17億7500万ドルとなった。グループの償却済資産の増加は40%となった。販管費は、前年比34.5%増の24億2630万ドルとなった。実効税率は、29.4%であった(2006年は29.0%)。
2007年におけるシステマグループの純利益は、営業活動が寄与したこと及びPochoの売却により5億2190万ドルの利益が入ったことから、2倍増となった。
システマの発表によると、2007年におけるEPS(一株当たり利益)は、98.7%増の16.9セントに上昇した(2006年は8.5セントであった)。
表:システマの主要財務指標(ドル)
財務指標 2007年 変化率
連結売上高 137億 100万 33.5%
OIBDA 50億5040万 27.0%
営業利益 32億7470万 21.7%
純利益 15億7190万 93.3%
EPS 16.9セント 98.7%
なお、同社株式の売買単位は100株で、最低売買金額は14691円程度。

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