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米ワコビア取締役委員会、トンプソンCEOを更迭

2008年06月03日 09:08更新 前の記事 次の記事  企業・人事一覧
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 米第4位の大手銀ワコビア(Wachovia Corp.)は2日、取締役会の要請のためケン・トンプソンCEO(57)が退任することになったと発表した。

 同取締役委員会が数日前にトンプソン氏に辞任を要請し、1日になって暫定的にランティ・スミス会長がCEOに、ジェンキンス副会長がCOOにそれぞれ就任することになったという。

 トンプソンCEOは会長職を失って一か月もたたないうちにCEO職も失うことになった。同氏が2年以上前に行った米カリフォルニア州を拠点とする住宅ローン会社のゴールデン・ウェスト・フィナンシャル(Golden West Financial Corp.)の買収時期が良くなかったことなどから、ワコビアは業績悪化を示しており、先月には第1四半期に7億700万ドルの損失を計上したと発表していた。損失額は同社事前予測値の2倍近くに達していた。

 一方米アナリストらは、トンプソン氏の更迭がワコビアにとってさらなる問題を積み重ねることになるのではないかとの懸念を示している。またワコビアは買収の対象となるのではないかという憶測も高まっている。ワコビアは業績の悪化により、最近連邦政府の調査も受けていた。

 なお、2日には米最大の貯蓄貸付機関ワシントン・ミューチュアル(Washington Mutual Inc.)会長のケリー・キリンジャー氏も会長職を更迭されている。同氏は同社CEOとしてとどまることになるという。

 Aite Groupアナリストのエヴァ・ウィーバー氏は、「今後米住宅ローン取り扱い機関の損失が明らかになるにつれ、取締役委員会によって更迭される米金融機関役員がさらに増えると思われる」と分析している。

 スミス会長は同社第2四半期収益予想については明らかにしなかったが、同社は競合他社同様サブプライムローンの損失に第2四半期も影響されることになるだろうと述べた。スミス氏はトンプソン氏の更迭について「多くの配慮をして考えた結果、同社が前進するための第一歩だと判断した」と述べた。

 ワコビア株価は昨年1年で58%もの下落を示した。2日、ワコビア株価は40セント(1.7%)下落して23.40ドルとなった。取引時間中には過去13年間で最低水準の22.72ドルまで下落する場面も見られた。

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*この記事はAP通信との契約で財経新聞社が日本向けに翻訳・編集したものです。翻訳・編集責任は財経新聞社にあります。AP通信はコンテンツの誤謬及び遅延、コンテンツに依拠してなされたすべての行動に関して一切責任がないものとします。Copyright 2006 The Associated Press. All rights reserved.

 

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