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3日のロシア市場、続落 利益確定売り先行

2008年06月04日 14:15更新 前の記事 次の記事  マネー・経済・ロシア市場一覧
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ロシア株式市場、続落 手掛かり材料難で利益確定売りが先行

 3日のロシア株式市場は、続落。前日の米国市場が大幅下落となったことに加え、手掛かり材料難で主力のエネルギー株に利益確定売りが先行し、続落となった。引け際に米連邦準備制度理事会(FRB)議長がドル防衛に積極的な姿勢を示して米ドルが上昇、商品市場が軟化したことで下落幅を広げた。また信用不安から欧米市場で金融株の下落が続いていることで、銀行株も連れ安となった。とはいえ、下値はしっかりしておりMICEX指数は節目の1900を回復して取引を終えている。MICEX指数は前日比0.77%安の1901.09、RTS指数は0.95%安の2429.47で取引を終えた。

 ロシア市場の取引終了後、米国市場が続落し、原油価格も大幅下落となったことから、本日の寄付き後は下値模索の展開が予想される。03日は全体に下げる銘柄が目立ったものの、地域通信会社民営化が早まる、とのレポートが出て通信株が軒並み上昇した。また個別の好材料で上昇する銘柄もあり、エネルギー株の中ではイランでの油田開発観測が出たガスプロム・ネフチ(SIBN)、銀行株では第1四半期決算で前年比250%増益を発表したVozrozhdenie銀行(復興銀行)が小幅ながら逆行高となった。

 ロシアの鉄鋼株は22日の経済発展・貿易相による鉄鋼輸出税導入検討発言から下落基調となっているが、欧州金融大手INGはロシアのインフラ投資拡大により、建設資材や鉄道建設向け需要が堅調に推移し、純利益が各社平均で70%増となる見通しを示した。鉄鋼各社の目標株価も引き上げ、セヴェルスタリ(CHMF)を30.90ドル(約735ルーブル  +79%)、ノヴォリペツク製鉄(NLMK)を6.41ドル(約153ルーブル +38%)、マグニトゴルスク製鉄(MAGN)を1.80ドル(約42.81ルーブル +14%)としている。

セヴェルスタリ(CHMF)
03日終値 595.27ルーブル (前日比 2.74%安)
取引単位 1株 (約 2629円)

ノヴォリペツク製鉄(NLMK))
03日終値 112.33ルーブル (前日比 2.74%安)
取引単位 100株 (約 49615円)

マグニトゴルスク製鉄(MAGN)
03日終値 30.151ルーブル (前日比 1.40%安)
取引単位 100株 (約 13317円)


米国株、続落 リーマン増資観測で金融株が下げを主導

 NY株式市場は、続落。4月の製造業受注額が前月比1.1%増と、マイナスの市場予想に反してプラスとなったことを好感して寄付き後は堅調であった。ウォールストリート・ジャーナルが、リーマン・ブラザーズが普通株を発行し最大40億ドル(約4204億円)を調達する可能性があると報じ株式希薄化懸念が生じたことや、四半期決算で1994年の株式公開以来初の赤字を計上すると観測が強まったことでリーマン株が急落し、市場に信用不安が高まり金融株が下落した。また著名投資家が大手米銀ワコビアの株価下落予想をしている、とのレポートが出て同社株が急落したことも悪材料となった。原油価格が急落し、石油株が下落したことも指数を押し下げた。更にオバマ氏が民主党候補になる観測が強まり、キャピタルゲインへの課税強化につながるとの見方も売り材料視された。株式ダウ工業株平均は前日比0.81%安の12402.85で取引を終えている。

 債券市場では、FRB議長によるドル下落警戒発言から追加利下げ観測が一段と後退したものの債券売りにはつながらず、株安と信用不安の高まりから安全性の高い米国債市場に資金が流入し、金利は低下した。市場では投資家がレベル2やレベル3といった価値算定の難しい証券の価値に確信が持てず、それらの証券が評価損に転じる可能性があるとの懸念が強まっている。

 為替市場では、FRB議長がドル相場の変動がインフレとインフレ期待に及ぼす影響を注視している、と異例とも言えるドル下落警戒発言をしたことで米ドルが主要通貨に対して上昇した。


ニューヨーク原油先物、反落 FRB議長によるドル下落警戒発言を嫌気

 ニューヨーク原油先物は、反落。FRB議長がドル下落に対して警戒発言をしたことで米ドルが上昇、米ドルで取引される商品価格への悪影響が嫌気されて急落となった。1バレル=124ドル台前半で取引を終えている。

 金先物も、米ドル上昇を受け反落した。銅先物はドル高に加え、中国の取引所在庫増加から中国での需要が減少するとの観測が根強く、続落した。

 米商品先物取引委員会(CFTC)は投資家や指数ファンドに対し、農産物市場での持ち高に関してこれまで以上に情報を公表するよう義務付ける方針を明らかにしたCFTCは先週、原油取引に関して同様の監視強化方針を示している。トウモロコシ、大豆、小麦などの農作物先物はドル高に加え、この方針を嫌気して軒並み安となった。


ARUJI GATE
※この記事は、日本初のロシア株 取扱証券会社であるARUJI GATE証券株式会社の提供です。
日本で実際にロシア株の売買ができるほか、ロシアおよびロシア株に関する詳細な情報を発信しています。URL: http://www.arujigate.co.jp/


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