平均株価は148円高と反発、様子見ムードに伸び悩み1万4500円台維持できず=東京株式市場・6日後場

6日後場の東京株式市場は、平均株価が前日比148円32銭高の1万4489円44銭と反発したが、様子見ムードに伸び悩んだ。東証1部の騰落銘柄数は値下がり1044銘柄(値上がり566銘柄)となり、中小型株中心に利益確定売りが広がった。
後場寄りには香港・ハンセン指数高などを背景に、強含む場面もあったが、戻り売りや利益確定売りに上値の重い展開。手掛かり材料に乏しい中、週末要因に加え、現地6日発表の5月米雇用統計などを控え、見送り気分に傾いた。大引けにかけてはポジション調整売りなどに押され、平均株価は心理的フシ目である1万4500円を維持できなかった。
市場からは、「好地合いだが、ここ最近人気化した食糧・農業関連銘柄などに利食い売りが出ており、上値は重い。来週には株価指数先物・オプション6月物のメジャーSQ(特別清算指数)算出日を控え、注意が必要だろう。ただ、物色意欲は強く、足元の出来高水準を保っていれば、来週も底堅い動きが続くと見ている」(大手証券)との声が聞かれた。
東証1部の出来高は23億6952万株。売買代金は2兆5115億円。午後3時時点の東京外国為替市場は、1ドル=106円台前半(5日終値は1ドル=105円89銭)で取引されている。
東証業種別株価指数では全33業種中19業種が上昇。NY原油先物高を背景に、コスモ石 <5007> 、富士興 <5009> が年初来高値を更新し、新日石 <5001> 、国際帝石 <1605> など石油関連株に買いが継続。三菱商 <8058> 、丸紅 <8002> など商社株にも物色が続いた。住金 <5405> 、新日鉄 <5401> など鉄鋼株が上げ基調となり、日軽金 <5701> 、DOWA <5714> など非鉄金属株も次第高。大和証G <8601> 、野村 <8604> など証券株も上昇した。
個別では、携帯関連事業の好調が明らかとなったシステムプロ <2317> や、CYBOZU <4776> などがストップ高比例配分。アタカ大機 <1978> が新値追いとなったほか、キトー <6409> 、ダイオーズ <4653> なども大幅高となった。
半面、ミレアHD <8766> 、損保ジャパン <8755> など保険株が売り優勢。たばこ増税案浮上が報じられたJT <2914> や、協同飼 <2052> など食品セクターも軟調。貸し株市場で売り需要増加が指摘されたURBAN <8868> 、ゼクス <8913> 、ゼファー <8882> など不動産関連株も下押した。個別では、社外取締役1名による「重大な疑義」の意見付記に不安感が台頭した荏原 <6361> が大幅安。ほか、サニックス <4651> 、日東網 <3524> なども急落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ]提供:モーニングスター社

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