平均株価は308円安と大幅反落、今晩のNY市場を警戒、引けにかけ下げ足強める=東京株式市場・9日後場

9日後場の東京株式市場は、平均株価が前週末6日終値比308円06銭安の1万4181円38銭と大幅反落。一時買い戻しに下げ幅を縮小、午後零時44分には1万4259円80銭(前場終値比68円92銭高、前週末比229円64銭安)まで値を戻した。ただ、その後は買いが続かずジリ安の流れ。引けにかけ下げ足を強めた。
市場からは、「今晩のバーナンキFRB(米連邦準備制度理事会)議長の講演を前に、NY市場に対する警戒感から引けにかけ売りが先行した。バーナンキ議長は、失業率が悪化する中でも、インフレ対策に軸足を置く発言をする可能性があり、景況感の悪化懸念が強まる恐れがある。25日移動平均線を割り込まなかったことから日本株は底堅いとの見方は変えていないが、今週は、週末13日のSQ(特別清算指数)算出を前に値動きの荒い展開になると予想され、方向感に欠ける展開になるのはやむを得ない」(中堅証券)との声が聞かれた。
東証1部の騰落銘柄数は値上がり177、値下がり1492。出来高は19億3731万株。売買代金は2兆653億円。午後3時時点の東京外国為替市場は1ドル=105円台前半(6日終値は1ドル=106円03銭)で取引されている。
東証業種別株価指数では全33業種中31業種が値下がりした。
後場も、金融株が業種別株価指数で値下がり率上位を占めた。野村 <8604> が後場下げ幅を拡大するなど証券株が業種別株価指数で値下がり率トップのまま。三菱UFJ <8306> 、三井住友 <8316> 、みずほ <8411> などの銀行株、三住海上 <8725> 、損保ジャパン <8755> などの保険株、武富士 <8564> 、アイフル <8515> 、アコム <8572> などのその他金融株もさえない動きが続いた。
北米での自動車業界の厳しい見通しが伝えられたことを受け前場売りが先行した、トヨタ <7203> 、日産自 <7201> などの自動車株は後場も軟調。ブリヂス <5108> 、住友ゴム <5110> などのタイヤ株はジリ安となった。新日鉄 <5401> 、JFE <5411> などの鉄鋼株もこの日の安値圏で推移した。
個別では、フィデック <8423> 、ミヤチテクノ <6885> 、芦森工 <3526> 、武蔵精密 <7220> 、大崎電 <6644> などが東証1部値下がり率上位に名を連ねた。
半面、NY原油先物高を背景にした、AOCHD <5017> 、国際帝石 <1605> 、石油資源 <1662> などの資源開発株買いは後場も継続。レンゴー <3941> が後場も堅調に推移するなどパルプ・紙株もしっかり。個別では、"スピード水着"として関心を集める英スピード社の国内代理店として物色が集中したゴルドウイン <8111> が前場に続いて東証1部値上がり率トップ。電池関連株物色は後場強まり、古河電池 <6937> がストップ高後に同値カイ気配、GSユアサが後場上げ幅を拡大し新高値、FDK <6955> 、NECトキン <6759> も一段高となった。
[ 株式新聞ダイジェスト ]提供:モーニングスター社

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