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7日のロシア株式市場、反落 米雇用統計悪化を嫌気

2008年06月09日 14:58更新 前の記事 次の記事  マネー・経済・ロシア市場一覧
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ロシア株式市場は反落、米雇用統計悪化による世界的な株安を嫌気

 7日のロシア株式市場は反落した。6日のロシア市場終了直前に発表された米国雇用統計で、失業率が22年ぶりの上昇幅となったことで欧米市場が急落、ロシア市場終了後更に下げ幅を広げた流れに追随した。原油価格が急騰したものの、土曜日と言うこともあって海外投資家からの新規資金の流入に乏しく、むしろ海外市場に追随した株式市場からの資金流出が勝り、相場は下落を余儀なくされた。ただ、寄付き後に売りが一巡すると様子見気分が強まり、下値圏でのもみ合いに終始した。MICEX指数は前日比2.15%安の1812.59、RTS指数は1.48%安の2342.70で取引を終えた。

 今週は、原油価格よりも欧米株式市場の動向に追随する動きを強めそうだ。市場はインフレに対する、米連邦制度理事会(FRB)や欧州中央銀行(ECB)のタカ派的言動から金融引き締めへの懸念を深めている。特にFRBは雇用統計悪化を受け、利上げもままならず、利上げをしないとユーロ圏との金利差拡大からドル安が進行し、更にはそれが原油を始め商品価格上昇となり、さらにインフレ懸念を高める・・・との手詰まり感が出てきている。政策の方向性を示すものとして、10日のFRB議長の講演に注目が集まっている。米国の景気悪化に加え、欧米の大手金融機関の損失拡大懸念も強まっており、欧米市場がさらに調整色を強めるようだと、ロシア市場も追随を余儀なくされ、MICEX指数で1700台半ばまでの下落も考えられよう。

 7日の市場では、通信株だけが堅調であった。地元証券会社が固定電話料金の引上げが認可されそうだ、との見通しを示したことが好感された。特に長距離通信で独占的な地位にあるロステレコム(RTKM)は4%を超える逆行高となった。さらに同社の過半の株式を保有する、国営通信持ち株会社SVYAZINVESTの会長が向こう1年間での同社民営化実現に前向きな発言をしたことも市場の期待が高めた。

ロステレコム(RTKM))
289.25ルーブル (前日比 4.42%高)
取引単位 1株 (約 1289円)


米国株(06日)大幅下落、失業率の急上昇と原油価格急騰を嫌気

 NY株式市場は、大幅下落した。5月の雇用統計で失業率が5.5%に悪化し、前月比0.5%と1986年2月以来の上昇幅となったことと、原油価格が前日比1バレル=10ドル以上上昇し、史上最高値を更新したことを嫌気した。雇用統計では、非農業部門雇用者数の減少幅が市場予想を下回ったものの、4ヶ月連続の減少となり、雇用史上の悪化に歯止めがかからない、との悲観的見方が強まった。ただ失業率の悪化に関しては、失業が増えたことよりも、求職者数が増加したという、統計上のテクニカルな問題が要因との見方もある。ダウ工業株平均は前日比3.13%安の12209.81で取引を終えている。これは394.18ドル安と史上8番目の下落幅。

 債券市場では、雇用統計の悪化を受け、安全資産である債券市場へ資金が流入、金利は低下した。10年債の金利は再び4%台を割り込んでいる。今週は米連邦制度理事会(FRB)議長がドル安とインフレに関して懸念する発言をして、利下げ打ち止めと年後半の利上げ観測が急速に強まったが、雇用統計悪化で利上げ期待は急速に後退した。10日午前9時15分(日本時間)には、雇用統計を踏まえたFRB議長の講演が予定されており、市場の注目がこれまで以上に集まっている。改めてインフレ警戒姿勢を示せば、債券市場にネガティブな影響が出そうだ。

 為替市場では、米雇用市場悪化を受け、米国の利上げ観測が後退し、米ドル売りが加速した。特に対ユーロではECB総裁発言が利上げに前向きな発言をしたこともあり、1週間ぶりの水準まで下落している。


ニューヨーク原油先物(06日)急進
ドル安を受け前日比10ドル以上上昇し、史上最高値を更新


 ニューヨーク原油先物は、急進した。欧州時間に米大手証券モルガン・スタンレーが原油先物価格(WTI)は7月4日までに1バレル=150ドルに達するとの見通しを示し、130ドル台まで回復した。その後米雇用統計悪化を受け米ドルが対ユーロで急落、投資資金が商品市場に流れ込んで一気に134ドル台まで上昇した。それまでの史上最高値135.09ドルを目前に一旦上昇も止まったかに見えたが、更に追い討ちをかけるようにイスラエル閣僚がイラン攻撃の必要性に言及したことで地政学的リスクが高まり再上昇、損失回避の買いも巻き込んで、一時139.12ドルの史上最高値を記録した。結局1バレル=138ドル台で取引を終えている。

 金先物も、ドル安と原油高を受け上昇、上昇幅は11月23日以降で最大となった。トウモロコシ先物は米産地での降雨により生育鈍化が懸念され上昇、史上最高値を連日で更新した。ヘッジファンドが米ドルと商品の間で逆相関の取引を活発化させていることもあり、この日のドル安が商品市場を大きく押し上げた。商品市場の指標となるCRB指数は2005年9月以来の上昇となって、史上最高値を更新した。


ARUJI GATE
※この記事は、日本初のロシア株 取扱証券会社であるARUJI GATE証券株式会社の提供です。
日本で実際にロシア株の売買ができるほか、ロシアおよびロシア株に関する詳細な情報を発信しています。URL: http://www.arujigate.co.jp/


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