[FINAMレポート9日付]ウィム・ビル・ダン食品(WBDF)、2008年第1四半期の決算、予測を上回る
ロシアのウィム・ビル・ダン食品は、2008年第1四半期の決算報告を行った。FINAMとしては、今期の決算をやや肯定的に評価する。売上は、FINAMの予測と同等な水準である。一方で、EBITDA及び純利益は、FINAMの予測をやや上回るものとなった。原料価格の高騰にもかかわらず、同社経営陣は効率的な支出管理に成功した。その結果、収益率は、前年第4四半期に比べ上昇した。これは、投資家に肯定的に受け入れられるだろう。
ウィム・ビル・ダン食品が6月6日に発表した2008年第1四半期の決算は、FINAMの予測を超えた。同社のプレス・リリースによると、売上は35%増の7億3190万ドルに達した。売上の大幅な増加率は、ベビー・フード及び飲料部門の売上拡大のほか、平均販売価格(乳製品部門を含む)の上昇によってもたらされたとみられる。
しかし、牛乳買付け価格が大幅に上昇(ドル換算では、前年比76.2%上昇)したことから、今期の売上総利益率は、減少した。
ウィム・ビル・ダン食品の2008年第1四半期主要財務指標(100万ドル)
指標 071Q 081Q 変化率 081Q予測
売上 542,8 731,9 35% 727,1
売上の内訳:
乳製品 414,2 555,4 34%
飲料 92,9 116,8 26%
ベビー・フード 35,7 59,7 67%
売上総利益 173,9 219,5 26%
売上総利益率 32,0% 30,0%
営業利益 51,4 63,4 23% 59,7
営業利益率 9,50% 8,70% -0,8 % 8,2%
EBITDA 70,4 90,7 29% 86,3
EBITDA利益率 13,0% 12,4% - 0,6 % 11,9%
純利益 32,6 41,9 29% 38,6
純利益率 6,0% 5,7% - 0,3 % 5,3%
出典:同社の資料、FINAMによる計算
営業利益、EBITDA及び純利益がFINAMの予測を上回ったこともあり、全体として、今期の決算を肯定的に評価する。また、同社は売上に対する販売費を、前年同期と同等な15%の水準で維持しながら、効率的な支出管理を行ったため、売上に対する一般・管理費を7.7%から5.8%まで低下させることが可能となった。その結果、収益率は、前年第4四半期に比べ上昇した。
この他に、牛乳買付け価格の安定化を受け、2008年第2四半期の収益率は更に向上するとFINAMは予測する(同社経営陣によると、1月-4月間の買付け価格は、およそ12%値下げとなった)。
FINAMによるウィム・ビル・ダン食品の適正価格は、113.3ドル/株。
現在市場価格に比べ成長率可能性が高いため、評価は、「買い」。
時価総額:35億2000万ドル
普通株の株価:80ドル/株(およそ1882ルーブル)
目標価格:113.3ドル/株(およそ2666ルーブル)
週間変化率:-1.7%
月間変化率:2.9%
年間変化率:15.9%

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