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10日のロシア株式市場、反落 MICEX指数一時1800割れ
ロシア株式市場は反落
欧米市場下落を受け、MICEX指数は一ヵ月ぶりに一時1800割れ
10日のロシア株式市場は反落した。米連邦準備制度理事会(FRB)議長がインフレ警戒姿勢を鮮明にしたことで金利上昇懸念が台頭、欧米の株式市場が下落したことで、ロシア市場も連れ安となった。9日に発表となった今年3回目となる0.25%の政策金利の引上げや、ロシア中央銀行が通貨バスケット(米ドル55%、ユーロ45%)の0.4%変動幅拡大容認(事実上の通貨切り上げ)もあって、一時MICEX指数は一ヵ月ぶりに1800の大台を割り込んだが、そこでは押し目買いが入って下げ止まり、その後はもみ合いとなって取引を終えた。MICEX指数の終値は前日比0.91%安の1811.29、RTS指数は0.78%安の2339.29だった。
ロシア中央銀行のインフレ対策は、毎度のことながら市場への悪影響は限定的であった。ロシアのインフレ率は前年比15%を超えてきており、10.75%の政策金利では、実質マイナス金利に変化は無い。今回は通貨切上げとセットにしたことで従来より積極的な姿勢を見せているが、効果は限定的との見方が大勢だ。当局は景気減速による自然なインフレ低下の見通しを変えていないが、財政支出が集中する年後半はむしろインフレが加速するとの見方が徐々に強まっている。
10日の市場は原油価格が大きく下落したこともあり、主力のエネルギー関連株が下げを主導した。欧米市場で金融株が下落したことで銀行株も安い。特にロシア第2位のVTB(外貿銀行 VTBR)は、米大手証券ゴールドマン・サックスが目標株価を引下げたことで前日比2.76%安となった。先週からの下落局面で逆行高を続けていた通信株も上昇材料とされた国営通信持ち株会SVYAZINVESTの民営化期待は時期尚早、とのレポートが出て反落した。注目の非鉄最大手ノリリスク・ニッケル(GMKN)の2007年の通期決算は、事前公表値通りとなったものの、同社株の反発力は弱く1.19%安となった。同社の大株主となったアルミ最大手RUSAL(非上場)は、今回の減益決算でのM&A(企業の買収・合併)に伴うのれん代の償却負担(20億ドル 約2149億円)は、戦略性に欠ける経営陣の責任、との声明を出している。
化学肥料大手ウラルカリー化学(URKA)は、初めてとなるブラジル向け出荷を8月にも開始することが明らかとなった。複数の顧客向けに1トンあたり1000ドル(約107430円)で総計10万トン以上を輸出するという。これを好感して10日には、一時308.80の上場来高値を記録した。
ウラルカリー化学 (URKA)
307.46ルーブル (前日比 3.49%高)
取引単位 1株 (約 1394円)
米国株はもみ合い、FRBがインフレ警戒を鮮明にして資源関連が下落
NY株式市場は、もみ合い。米連邦準備制度理事会(FRB)議長がインフレ警戒姿勢を鮮明にしたことで、金利上昇⇒ドル高⇒原油・商品安の流れとなって、資源関連が売られた。寄付きから下落したものの、その後は09日の安値は下回らなかったことと、このところ軟調な金融株が反発したことから上昇に転じた。金利上昇を嫌気して全般に軟調な中、ダウ工業株平均は構成銘柄のコカ・コーラが投資判断の引上げを受け4%近い上昇となり、小幅続伸で取引を終えている。終値は前日比0.08%高の12289.76.
債券市場では、FRB議長がインフレ期待の高まりを「断固阻止」すると表明したことで大幅下落、金利は上昇した。短期金利の指標となる米2年国債利回りの上昇幅は2日間で0.51%と、過去20年で最大となった。金利
先物市場では年内の利上げ見通しが96%と1週間前の67%から大幅に上昇している。
為替市場では、FRBのインフレ警戒姿勢と金利先高感が出てきたことで、米ドルが主要通貨に対して続伸した。対円では今年2月以来の107円台を回復している。
ニューヨーク原油先物は続落、ドル高と世界原油需要見通し引下げを嫌気
ニューヨーク原油先物は、続落。米ドルが対ユーロで続伸したことと国際エネルギー機関(IEA)はが今年の世界原油需要見通しを5カ月連続で下方修正したことが嫌気された。1バレル=131ドル台で取引を終えている。
金先物も、ドル高と原油安を受け続落となった。一方トウモロコシ先物は米産地での降雨による生育鈍化により米農務省が生産高見通しを下方修正したことにより上昇、史上最高値を4日連続で更新している。

※この記事は、日本初のロシア株 取扱証券会社であるARUJI GATE証券株式会社の提供です。 日本で実際にロシア株の売買ができるほか、ロシアおよびロシア株に関する詳細な情報を発信しています。URL: http://www.arujigate.co.jp/
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