NY原油価格、再び上昇へ
11日のNY原油相場は、ニューヨーク商業取引所(NYMEX)で5.07ドル上昇して1バレル136.38ドルとなった。
取引時間中には一時138.30ドルまで上昇を示した。その他ニューヨーク商業取引所で取引された原油製品ではガソリン7月先物価格が14.65セント上昇して1ガロン3.4658ドル、灯油7月先物が16.24セント上昇して1ガロン3.9748ドル、天然ガス7月先物価格が22.5セント上昇して1千立方フィートあたり12.66ドルとなった。ロンドンブレント原油7月先物価格はICEフューチャーズ取引所で4ドル上昇して1バレル135.02ドルとなった。
NY原油価格は、一週間前は夏期ドライブシーズンのガソリン消費量減少懸念から下落を示していたが、その後数週間にわたって続く米原油在庫の減少、対ユーロドル安などの影響から再び高騰を示すようになった。これに伴い、米アナリストらは米ガソリン店頭販売価格平均はこれから夏期に向けて1ガロン4.25ドル程度まで上昇するものと予測している。
米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)は11日、先週一週間で米原油在庫は460万バレル減少したと発表した。これはアナリスト予測値の140万バレル減をはるかに上回る減少量となった。さらにEIAによると米ガソリンおよび留出燃料、灯油の供給量はともに先週増加を示したと発表した。米原油在庫は過去4週間で実に2,360万バレルの減少を示している。
対ユーロドル安も原油高の引き金になっている。11日は午後の取引でユーロが1.5562ドルまで上昇した。先週末の原油高もドル安により引き起こされていた。その後ドルが回復したのに伴い原油価格も7ドル以上下落を示していた。ドル安の際のインフレ回避のために多くの投資家が原油市場に投資を行っている。アナリストらは、昨今の原油高は長引く続くドル安によるものであると分析している。またエネルギー投資家の多くは初秋にも欧州中央銀行(ECB)が利上げを行う一方、米連邦準備理事会(FRB)は政策金利を据え置きすると予測している。その場合対ユーロでのドル安がさらに促進されることが懸念される。
他にもNY原油価格上昇要因として中国の原油輸入量が今年5か月間で予想を上回る上昇を示したことがあげられている。
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