ロシア連邦反独占局、勧告不履行でガスプロムへ罰金
ロシアの国営天然ガス独占企業ガスプロムが「競争保護法第36条」に違反したとして、連邦反独占局は2008年6月10日、同社に対して30万ルーブルの罰金を科した(反独占法典19.5条、2.3項)。
以前ロシア連邦反独占局は、同社からのモスエネルゴの議決権付株式49.81%取得に関する請願を採択する決定を行っていた。これにより同社のモスエネルゴ議決権付株式の持分は63.93%となっていた。
今回の罰金は勧告不履行に対して科されるもの。同勧告によれば、同社がモスエネルゴ株の50%+1から100%まで保有している間、あるいは、他の法的根拠によってモスエネルゴ株による議決権を行使できる可能性を保有している間は、それ以降、2011年までの15ヶ月間にわたって毎月連邦反独占局に電気エネルギー卸売市場に対して第1価格帯を上限とする価格で実際にガス供給を行っているかどうかの情報を提供しなければならないなっている。これにより同社はガス価格(国家統制によるものとよらないもの)、各発電所に対するガス供給量と供給者及び同勧告が定める第三者機関によるガス輸送の実際の実施状況の報告を義務付けられていた。
ガスプロムはモスエネルゴ株式の50%以上を取得していたにも関わらず、連邦反独占局の上記勧告に従っていなかったため、罰金を科された。

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