平均株価は18円高と小幅に3日続伸、手掛かり材料乏しくもみ合い=東京株式市場・17日前場

17日前場の東京株式市場は、手掛かり材料に乏しくもみ合い。平均株価は前日比18円51銭高の1万4372円88銭と小幅に3日続伸した。
現地16日の米国株は高安まちまちとなったが、シカゴ先物清算値が大証終値比45円高の1万4340円と高く、朝方は同水準にサヤ寄せ。ただ、その後は方向感に乏しい展開となった。欧州・アジアから合計350億円の買いバスケット(売りバスケットは国内から100億円)観測などが下支えした一方で、前日の平均株価が急伸した反動に加え、先物市場で225先物に2000枚売りも指摘されるなど、上値も重く、平均株価は前日終値を挟んで小動きに終始した。
市場では、「買い上がる材料がない一方で、売り込む要因もない。値動きの良い銘柄につくという流れは変わっていないが、インフレ懸念による先行き不透明感がぬぐえず、為替に対する感応度も鈍っている。1万4500円を上抜くにはしばらく時間を要しそうだ」(東洋証券・情報部・檜和田浩昭ストラテジスト)との声が聞かれた。
東証1部騰落銘柄数は値上がり1047、値下がり515。出来高は9億435万株。売買代金は9675億円。午前11時時点の東京外国為替市場は1ドル=107円台後半(16日終値は1ドル=108円48銭)で取引されている。
東証業種別株価指数では全33業種中23業種が上昇。商船三井 <9104> 、川崎汽 <9107> など海運株が買い優勢となり、業種別値上がり率首位。Jパワー <9513> 、中部電 <9502> など電力株も堅調。米金融株高を背景に、三井住友 <8316> 、みずほ <8411> など銀行株もしっかり。
NY原油先物価格の一時最高値更新を受け、国際帝石 <1605> 、新日石 <5001> 、新日鉱HD <5016> など石油関連株も物色を集めた。個別では、岩手・宮城内陸地震関連で物色を集めたPS三菱 <1871> が一時ストップ高に新高値。サンフロンテ <8934> もストップ高。ほか、日金属 <5491> 、東京ドーム <9681> なども大幅高となった。
半面、住友ゴム <5110> 、ブリヂス <5108> などタイヤ株が軟調。北米での自動車用ガラス加工の生産能力減少が明らかとなった旭硝子 <5201> や、日電硝子 <5214> などガラス株も売り優勢。個別では、前日急伸した東北ミサワ <1907> が値下がり率トップ。09年3月期で連結最終赤字に大幅減額した船井電機 <6839> が大幅安となったほか、フルキャスト <4848> は一時ストップ安となった。
[ 株式新聞ダイジェスト ]提供:モーニングスター社

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