|
|
19日のロシア株式市場、鉄鋼・電力株が持ち直す
ロシア株式市場は小幅続落 見送り気分強いものの、鉄鋼株・電力株が上昇し持ち直す
19日のロシア株式市場は、小幅続落。材料難で見送り気分が強い中、アジア市場が大幅下落したことを嫌気して、寄付きは下げて始まった。その後は押し目買いにすぐ反発に転じ、鉄鋼・電力など材料が出たセクターが主導する形で下げ幅を縮めた。ただ週末に予定される産油国と消費国の対話会議(ジッタ会議)を控えて、主力のエネルギー株が同意薄で上昇に転じるまでにはいたらなかった。MICEX指数は前日比0.14%安の1848.52、RTS指数は0.08%安の2400.84で取引を終えた。
前日ゴールドマン・サックスが投資判断を引上げた鉄鋼大手セヴェルスタリとノヴォリペツク製鉄はいずれも2%強の続伸。懸念されていた鉄鋼製品輸出税の導入が見送られる見通し、とベデモスティ紙が伝えた。記事によると、新税の導入は、鉄鋼製品価格上昇に苦しむ石油業界が国内価格抑制のため政府に要望していたもので、記事によるとその代わりに鉄鋼購入契約の長期化や鉄製品の輸入税撤廃が検討されるという。
17日の市場で目を引いたのは、卸売電力株の急上昇。ロシアの経済専門チャンネルRBC TVで、卸売電力に関して割安である、との分析が放送されたことが引き金となった。それによるとロシアの発電会社は他の新興国のそれに比べ、60%程度割安である、とのこと。ロシアの電力業界は、国営持ち株会社ロシア統一電力システム(UES 上場廃止済み)の解体を7月1日に控え、再編の真最中。エネルギー価格高騰やその他コストの上昇で収益への懸念がぬぐえず、電力株は下落傾向が鮮明となっていたうえ、UES解体に伴い、傘下の電力子会社株が既存株主に割り当てられるため、処分売りへの懸念も広がっていた。
電力関連投資拡大への期待が広がりつつあり、この日はやはりUES解体に伴い独立した国営送電専門会社、連邦送電会社(FGC 7月新規上場予定)が今後7年以内に600億ドル(約6兆4806億円)以上を投じて、送電線数を倍増させることが明らかとなった。またプーチン首相は18日にロシアの国内電力需要が2020年までに70%増加することに対応して、電力関連投資は総額20兆ルーブル(約91兆円)に達する見通しを示している。
RBC TVによると、中でも第2卸売電力(OGKB)の割安感は顕著であると指摘された。同社は電力再編課程でガスプロム(GAZP)傘下となり、それを嫌った経営陣が多額の退職金と引換えに総退陣することが明らかになった6月4日以来、株価は一時前年高値比60%強下落していた。
第2卸売電力 (OGKB)
18日終値 2.126ルーブル (前日比 9.47%高)
取引単位 100株 (約 971円)
米国株は反発、原油価格下落を好感 ハイテクも高い
NY株式市場は反発した。6月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数がマイナス17.1と市場予想を大きく下回ったことで前日の安値近辺まで下落したものの、原油価格が下落したことで、運輸株や消費関連株が上昇し、切り替えした。一方、半導体大手ブロードコムの利益が増加するとの見通しが示されたことでハイテク株も堅調であった。ブロードコムは任天堂Wii向けの半導体を供給している。シティグループがさらに評価損を計上することを明らかにして金融株指数は一時、5年ぶりの低水準を記録した。その後地銀BB&Tが減配予想に反して、増配するとの見通しを示したことで、引けにかけて持ち直した。ダウ工業株平均は前日比0.28%高の12063.09で取引を終えた。
債券市場では、財務省は来週の2年債と5年債入札実施要綱を発表し、5年債の入札規模が5年ぶりの水準となることで警戒感が広がったことで債券が売られ、金利は上昇した。来週は米国の金利政策を決定する、米公開市場委員会(FOMC)の開催が予定されており、入札が無難に消化できるかどうか懸念された。
為替市場では、材料難で小動きであったが、スイス中央銀行が金利を据え置いたことで、欧州中央銀行(ECB)も金利を据え置くとの連想から米ドルが対ユーロで小幅反発した。一方5月の英小売売上高指数が市場予想を大きく上回り、英ポンドが主要通貨に対して上昇した。
ニューヨーク原油先物は急落、中国の燃料価格引上げを受け需要減退を懸念
ニューヨーク原油先物は急落した。中国が20日から燃料価格を引き上げることを発表し、需要が減少するとの懸念が広がった。中国はインフレ上昇を抑えるまでこれまで燃料の統制価格を据え置いてきたが、値上げを実施することで経済成長を抑制して景気過熱を避けるよう、方針を転換した。原油先物価格は節目の1バレル=132ドルを割り込み、131ドル台で取引を終えている。
金先物は、アフリカ最大の石油輸出国、ナイジェリアがドル安による資産目減りを回避すべく、外貨準備を金やその他金属に切り替える、との観測が流れ上昇した。フィラデルフィア連銀製造業景況指数で仕入れ価格の項目が28年来の急上昇を示し、インフレ懸念が高まったことも、インフレヘッジの買いを呼んだ。終値ベースで5月28日以来の900ドルを回復している。

※この記事は、日本初のロシア株 取扱証券会社であるARUJI GATE証券株式会社の提供です。 日本で実際にロシア株の売買ができるほか、ロシアおよびロシア株に関する詳細な情報を発信しています。URL: http://www.arujigate.co.jp/
関連記事
|
|

Powered by newsing |
|
マネー・経済最新記事
|
| |
|