[FINAMレポート23日付]アエロフロート・ロシア航空(AFLT)、2007年連結決算を発表(国際報告基準)
ロシアの航空大手、アエロフロート・ロシア航空は、2007年連結決算を発表した。主要財務指標は伸びを示しているものの、同社決算は、FINAMの予測を下回るものとなった。収益性が下がった要因は、人件費が36%増加したことである。
FINAMは、燃料価格が高騰している中で、2008年の収益性を維持していくことは、同社にとって大きな課題であると考える。
6月19日、アエロフロート・ロシア航空は、2007年決算を発表した(国際報告基準)。それによると、売上は前年比27%増の38億ドルとなり、EBITDAは前年比49%増の7億2300万ドルとなった。また、純利益は前年比21%増の3億1300万ドルとなった。2007年、営業利益率は15.2%まで上昇したが、純利益率は8.2%に低下した。
アエロフロート・ロシア航空の主要財務指標 (単位:ドル)
指標 06年 07年 07年予測 変化率
売上 29億9230万 38億 780万 38億5900万 27%
EBITDA 4億8380万 7億2300万 49%
EBITDA収益率 16.2% 19.0% 2.8%
EBIT 3億8620万 5億7800万 6億5600万 50%
営業利益率 12.9% 15.2% 2.3%
純利益 2億5810万 3億1340万 3億4730万 21%
純利益率 8.6% 8.2% -0.4%
出典:アエロフロート・ロシア航空の資料、FINAMの計算による
2007年、同社の主要財務指標は大きく伸びたが、収益はFINAMの予測を下回る結果となった。収益性の低下を招いた要因は、人件費の増加及び燃料価格の高騰である。同社経営陣は、燃料価格の記録的高騰によって、2008年の純利益は減少すると予測している。
アエロフロート・ロシア航空の決算は、純利益が期待したほど伸びなかったことを除けば、FINAMの予測とほぼ同等であった。燃料価格の高騰は、2008年も同社にとって引き続き大きな懸念材料となるだろう。その他、同社は、ヨーロッパ市場への進出を図っているが、これは、少数株主の利益に適っているわけではない。
現在、FINAMは、アエロフロート・ロシア航空の普通株に対する評価の見直しを行っている。

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