|
|
[トピックス]露メドベージェフ大統領、将来の展望を語る
ロシアのドミトリー・メドベージェフ大統領はロイターとのインタビューで、7月26、27の両日にハンティ・マンシースクで開催されるロシア・EUサミットにおいて、世界が現在抱えている問題を迅速に解決するための包括協定を締結したい意向を述べた。
今日、ロシアは自分たちを欧州の一部とみなしており、EUは全体的にはよいパートナーだと考えている。「1つだけ例を挙げると、ロシアはEUにとって第3番目の輸出国であり、EU製品にとってロシアは4番目の市場である。これは私も予想していなかったことである。」と大統領は述べた。しかし、欧州の連帯は時として機能的・構造的問題を引き起こすことがある。
ロシアの今後の外交政策については「外交政策は我々に対する批判の量からではなく、国民の判断によって決まる。その意味では我々の外交政策はリベラルでも保守的でもない。政策には今後も様々な修正が加えられるであろうが、本質は変わらない。ロシアは自由、民主主義、所有権保護を擁護し、国益を重んずる。」と述べた。
また、今年7月に日本で行われる洞爺湖サミットについては、過熱する経済をはじめとする世界金融システム、食糧危機、地球環境保護などが議題になるであろうとの見通しを語った。ロシア経済が安定的な成長を見せているにもかかわらず、政府は注意深く状況を見守り、経済の過熱及びインフレ加速を抑制しようとしている。また、G8各国と協力し、「国益の為の経済エゴイズム」を防止できる規則作りに取り組むことの重要性について述べた。
「高いインフレにどのように対峙していくか」という質問に対しては、メドベージェフ大統領は国内においてすでにインフレ対策としてあらゆる措置が講じられていると答えた。具体的には国費の過剰支出の制限と、安定した金利政策である。ロシア政府にとって望ましいインフレ水準は2011年までは以前どおりの5-6%である。また、大統領はロシアのルーブルが地域準備通貨となり、ルーブル圏における決済通貨となる可能性は充分にあると考えている。今のところロシアにとってもっとも信用できる通貨はユーロであり、一部ではポンドをはじめとするほかの通貨であるとの見方も示した。
TNK-BPに絡む問題についても質問がなされた。TNK-BPの株主争いに国家はいかなる関係もないと大統領は発言。「第一に、パートナー選びが大事である。もし、現在争いが起きているとしたら、それは法に基づいて解決されねばならない。」と結論付けた。また、この一件に関するガスプロム、あるいはロスネフチの役割については、議論するのは時期尚早であるとの見解を示した。「私が知る限り、TNK-BP側からガスプロムとロスネフチに対する売却案の提示はなく、これに関しては何も申し上げることはない。もしオファーがなされれば、検討されるであろう。しかし、実際には前述国営2社にはTNK-BPの一部を買取る意図はない。」
さらに、大統領は、経済分野に対する国家の介入がさらに強まることはないと述べた。「我々は10年前に始まった資産民営化政策を現在も進めている。確かに、幾つかのエネルギー関連大手企業や一部の国防企業が再び国営化された。我々は、将来の経済戦略を成功させるためにこれらの国営化は重要だと考える。しかし、経済における国家の役割がさらに強化されたり、存在が拡大したりすることはない。」と大統領は述べた。
また、大統領は、石油販売から得ている莫大な利益を政府が積極的に国内外に投資する意向を示した上で、国内企業も剰余金を積極的に外国に投資すべきだと述べた。「これはロシアの企業家だけでなく、世界経済の発展のために大切なことである。」
最後に、大統領は、現在ロシアにとっての脅威は全世界に共通するもの、すなわちテロ、国際犯罪、汚職であるとの見解を示した。そのうち、ロシアにとって最も深刻な問題は汚職であると述べた。その上で、大統領は汚職と戦うだけでなく、国民の意識改革を行い、法律を遵守する姿勢を身につけさせなければならないとした。「これは車のシートベルトのようなものだ。シートベルトを締めなければならないということは意識の中にすでにあるが、実際には締めない人もいれば、どんな罰則を導入しても無視する人もいる。遺憾なことに、わが国ではシートベルトを締めようとする人はまだ少数派である。」
FINAM

※この記事は、日本初のロシア株 取扱証券会社であるARUJI GATE証券株式会社の提供です。 日本で実際にロシア株の売買ができるほか、ロシアおよびロシア株に関する詳細な情報を発信しています。URL: http://www.arujigate.co.jp/
関連記事
|
|

Powered by newsing |
|
|
ロシア経済最新記事
|
| |
|