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ビル・ゲイツ氏、涙でマイクロソフトを去る

2008年06月28日 09:49更新 mailメール

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 米国時間27日、米マイクロソフトの創始者であるビル・ゲイツ氏が会長職を退くにあたっての送別会がマイクロソフト本社会議室で開かれた。この日、同社最高経営責任者(CEO)であり長年の友人でもあるスティーブ・バルマー氏と共にステージに上がり、マイクロソフトのこれまでを振り返った。バルマー氏が送別の贈り物として、大きなスクラップブックをゲイツ氏に手渡した時には、両者とも涙を隠せなかった。ゲイツ氏は今後、自身の財産をもとに築いた「ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団」での働きに活動の中心を移す。

 約830名の同社社員が集まる中、ゲイツ氏とバルマー氏はマイクロソフトの歴史を振り返り、語らった。マイクロソフトの初のDOSオペレーティング・システムを搭載したパソコンがIBMから発売されたことに着目し、IBMが独自のオペレーティングソフトウェアを開発してから、両社の関係が緊張状態となったことに触れながら、ゲイツ氏は「IBMはOS 2を盗んでいき、我々には古いウィンドウズが残された。まさに(聖書に記されている)少年ダビデと巨人ゴリアテの戦いの結末通りだ」と述べ、会場を沸かせた。

 同氏は、マイクロソフトがこのような他社との関係を構築する点においてたびたび失敗することがあったことも認め、「大きなチャンスを逃す時や、すばらしい人材を得られない時、それは我々にとって最も危険なこととなる。そのようなことはたくさん起こってきた。それは問題ではないが、回数が少ない方がよい」と語った。

 ゲイツ氏は、今後もパートタイムでマイクロソフトの経営に携わっていく予定である。うちひとつの事業は、市場シェアでグーグルとヤフーに大きく水をあけられているウェブサーチである。同氏は27日、優秀な人材をチームとして集め、ライバルの実績と同社独自の戦略とを統合する計画を進めた。

 同氏は1975年に友人のポール・アレン氏と共にマイクロソフト社を設立、ソフトウェアが重要となる時代の流れを掴み、経営者として同社を世界最大のソフトウェア会社に成長させた。


※この記事はAP通信との契約で財経新聞社が日本向けに翻訳・編集したものです。翻訳・編集責任は財経新聞社にあります。AP通信はコンテンツの誤謬及び遅延、コンテンツに依拠してなされたすべての行動に関して一切責任がないものとします。Copyright 2006 The Associated Press. All rights reserved.

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