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[FINAMレポート1日付]キーロフスキー製作所(KIRZ)、株主資本の増強案は否決

2008年07月01日 22:34更新 前の記事 次の記事  ロシア経済・レポート一覧
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 キーロフスキー製作所の資本を2倍以上増強するという資本増強案が否決されたことによって、少数株主の持分比率が低下することはなくなった。これは、少数株主にとってポジティブなニュースである。また、資本の増強に伴い、冶金部門において長期にわたる大規模な投資を実施していれば、鉄鋼資源の価格が高騰している状況下では、自己資源を所有していない同社のファンダメンタルにネガティブな影響が及んだ可能性がある。
 
 ヴェドモスチ紙の報道によると、6月27日に開催されたキーロフスキー製作所株主総会で、現在910万株である株式を2000万株まで追加発行する案が否決された。株主総会に参加した株主の66.2%が、この資本増強案に反対票を投じた。
 
 資本増強には、株式の追加発行が見込まれていた。6月18日、キーロフスキー製作所の最高経営責任者付秘書であるGermanovichは、同社が、現資本の84%に相当する株式の追加発行を計画していることを発表していた。株式追加発行の目的は、投資計画のための資金調達である。同社経営陣は、圧延材等の製作を行う冶金関連複合施設の建設を検討している(建設費は6億ドル相当)。しかし、今回、株式の追加発行が否決されたため、上記の投資計画を遂行するには、別の資金調達方法を考えなければならない。
 
 FINAMは、資本増強が否決されたことは、少数株主にとってポジティブなニュースであると考える。仮に、資本増強を行うことになっていれば、同社取締役会は、少数株主の利益とはならない株式の追加発行に関する決定を採択したものと思われる。また、株式追加発行の際に、少数株主が、優先権を行使して追加発行分の取得を行わない場合、筆頭株主の持分が拡大することが予測される。
 
 さらに、FINAMは、鉄鋼資源の価格が高騰している中で、自己資源を所有していない同社が、冶金部門の発展を目的とする投資計画を実施したとしても、投下した資本の回収には、長期を要する恐れがあると考える。
 
 FINAMの計算によるキーロフスキー製作所普通株の適正価格は41.1ドル/株(およそ962ルーブル)。下落可能性は24.0%。評価は「売り」。
 
 時価総額:5億9759万3700ドル
 
 普通株の株価:55ドル/株(およそ1296ルーブル)
 週間変化率:1.8%
 月間変化率:9.6%
 年間変化率:78.9
 

ARUJI GATE
※この記事は、日本初のロシア株 取扱証券会社であるARUJI GATE証券株式会社の提供です。
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