アラブ首長国連邦(UAE)は6日、数十億ドルに達するイラク債務を帳消しにして、イラクとの外交を正常化すると表した。イラクでの治安改善とシーア派政府が受け入れられてきたことが外交正常化の要因であるという。 これを受けアブダビ政府は同国の駐イラク大使としてアブドラ・イブラヒム・アルシェッヒ駐インド大使を指名した。UAEはイラクの債務を帳消しにすることで、同国の経済的重荷を軽減し、イラクがアルマリキ首相のもとより一致した国家となることを期待している。UAEがイラクに貸し付けていた債務は利息を除いて40億ドルにも達する。UAE政府関係者の話によると、利子も含めれば総額70億ドルとなるという。 また国連によると、イラクのクウェート侵攻時に生じた債務が280億ドル残っているという。イラクは同国原油売上高の5%を債務返済のために充てている。イラクは前年に比べ暴力事件発生件数が70%も減少している。近隣国ヨルダンも先週駐イラク大使を指名しており、クウェート、バーレーンも近く駐イラク大使を指名する予定であるという。 米ホワイトハウス広報官ゴードン・ジョンドロー氏は、米政府もUAEのイラク債務帳消し、国交正常化を歓迎していると述べた。