ブッシュ大統領、シン印首相と対談:洞爺湖サミット
【ワシントン】G8サミットに向けて来日を控えた米ブッシュ大統領は、6日の公式声明にて、9日に予定されているマンモハン・シン首相との対談に期待を寄せた。
アメリカ政府によると、ブッシュ大統領は9日早朝、マンモハン・シン首相と会談を行う予定。会談の後にはブッシュ大統領とシン首相のほかに、O5(Outreach Group、メキシコとBRICs各国)首脳も交えた朝食会合が控えている。
両首脳の主な議題は核開発協議になる見通し。シン首相はアメリカとの合意を急ぎ、国内の政治分裂の早期解決に繋げたい様子だ。
今回の洞爺湖サミットでは、主催国日本は先進国8カ国以外にも新興国14カ国の首脳を招待。現在世界が抱えるグローバルな問題には先進国間の協議だけでは対処しきれないこと、また現代の世界構造ではBRICsなどの新興国の存在を無視して協議を進めることへの意義が疑問視されていることが背景にある。
サミットの議題は盛りだくさんだ。食糧高騰とそれに連なる途上国の食料不足、気候変動、対テロ措置など各国の安保懸念といったグローバルな問題に加え、ジンバブエ、北朝鮮、ビルマ独裁政権、スーダン、中東、イランなどの各地域で起こっている政治・人道問題も取り上げられる。
サミット議題の中でも主な焦点となっている気候変動問題に関して、ブッシュ大統領は「中国、インドが問題を共有しなければ問題解決には繋がらない」とコメントし、温室効果ガス排出量の削減義務が課されていない途上国の立場に批判的な見解を示した。
議長国となる日本は今回のサミットで、気候変動対策に向けた協議を前進させ、ポスト京都議定書の枠組み作りに生かしたいところだ。
しかし、ブッシュ大統領はかねてからインドと中国が長期的な排出削減に向けた目標に合意することを求めており、先進国主導となるサミットでは大きな成果は上がらないと、さほど期待を寄せていないことを露にした。
インドは最近、気候変動に関する行動計画を発表したが、温室効果ガス排出量の一人当たり平均値が先進国のそれを超えないようにすると宣言したものの、具体的な数値目標などには言及されなかった。
※この記事は、インド専門ニュース&コラムサイト「ヴォイス・オブ・インディア」の提供です。ビジネス、政治から社会、文化、エンタテインメントまで、インド発の最新情報をお届けしています。
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