インド、IAEAと「間もなく」合意か::査察協定
インドのマンモハン・シン首相は日本に向かう飛行機の中で記者団の取材に対し「インドは『間もなく』IAEAと保障措置(査察)協定を締結する」と答えた。インド共産党などの左派勢力がUPA連立政権から脱退すると圧力をかけているが、シン首相は平然とした様子で「協定締結のプロセスは、『とても早く』進むだろう」との見通しを明らかにした。
IAEAは28日に委員会を開き、インドとの保証措置締結について協議する。インドとIAEAによる保証措置締結は、米印原子力協力協定の前提条件だ。IAEAはオーストリアの首都ウィーンに本部をもつ、国際的な原子力利用の監視機関。
シン首相は洞爺湖サミットに参加し、9日にはアメリカのブッシュ大統領と核協定を主な議題として話し合う。
日本にいる間に左派勢力がUPA連立政権から撤退する心配はないかという質問に対し、シン首相はリラックスした様子で「私は恐れていない」と答えた。また、シン首相は左派に対して融和的な姿勢を示し「彼ら(左派勢力)は『愛国者』だ」、「左派と合意に至る方法を模索している」と語った。
同首相は「国際社会がインドとIEAEのできるだけ早い保証措置締結を支援してくれることを望んでいる。アメリカ、ロシア、イギリス、フランスなどの大国はインドを支持している」とアピール。また、保障措置締結にあたり中国が「問題」になるとは思っていないとも語った。もっとも、同首相は中国からは何の確約も得ていない。
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