南アMTNと印RComの合併交渉、白紙に戻る可能性あり
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南アフリカ通信最大手MTNグループは、インドの大富豪アニル・アンバーニー率いるリライアンス・コミュニケーションズ(Reliance Communications、RCom)と合併に向けて独占交渉を行っている。しかし、アンバーニー兄弟の確執の影響から、MTNは合併交渉からの撤退を検討し始めたようだ。
英経済紙「フィナンシャル・タイムズ(Financial Times、FT)」の報道によると、MTNはRComとの提携交渉からの撤退を検討している。RComのオーナー、アニル・アンバーニーと兄ムケーシュ・アンバーニーの骨肉の争いに裁判所が介入する恐れがあるからだ。
RComとMTNの交渉に詳しい人物の証言としてFTは「MTNとRComによる、合併を目的とする45日間の独占交渉は明日8日に期限を迎える。交渉をさらに2、3週間延長することも考えられるが、時間だけかけてもアンバーニー兄弟間の争いを解決する見込みはない」と伝えている。
合併交渉が成立すれば、合併企業は700-800億ドル(7兆4700億円-8兆5300億円)規模になり、新興市場では最大級の通信会社となる。
MTNとRComは現在、様々な合併案を検討している。しかし、FTによると「どのような形で合併したとしても、合併企業に兄ムケーシュの弁護団が介入してくることは必至だ」としている。また、証券会社モーガン・スタンレー(Morgan Stanley)のテレコム業界アナリスト、ショーン・ガーディナー氏は「合併する場合、MTNはRComから、合併企業はムケーシュ・アンバーニー率いるリライアンス・インダストリーズ(Reliance Industries、RIL)の攻撃から身を守ることができるという法的な確約が必要になるだろう」と分析している。
RILがRComの企業支配権を主張し、MTNとRCom両社に対して書面で「RILがRComに対して有する企業支配権が侵害された場合は、法的手段に訴えると」圧力をかけており、交渉の先行きは不透明になっている。
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