17日のロシア市場、続伸 JPモルガンの好決算を好感
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ロシア株式市場は続伸、米金融機関の好決算で安心感が広がる
17日のロシア株式市場は、反発。前日の米国市場急騰を受け、上昇して寄付いた。その後は原油価格が2日連続で急落し、今後予定される米金融機関の決算を見極めたい、という姿勢も強いことからもみ合いとなった。この日発表となったJPモルガン・チェースの決算が市場予想を上回ったことから市場に安心感が広がり、原油先物価格も上昇基調となったことから、ロシア市場も上げ足を速め、そのまま高値引けとなった。MICEX指数は前日比2.95%高の1689.30、RTS指数は2.21%高の2223.48で取引を終えた。
米国の信用不安が後退し、ロシアでも銀行株が急反発。最大手ズベルバンク(SBER)は4.49%、第2位のVTB(外貿銀行 VTBR)は5.77%の大幅高となった。原油価格が急落となってもルクオイル(LKOH)、ロスネフチ(ROSN)はそれぞれ2.50%、4.05%上昇し、ロシア市場へ投資資金が流入していることをうかがわせた。しかしながら18日は大きく反落して寄付きそうだ。原油価格の130ドル割れで、さすがにエネルギー関連銘柄は敬遠されるだろう。それよりも米国市場の取引終了後にメリルリンチが巨額損失を計上し、米株価指数先物が急落していることが嫌気されそう。MICEX指数は1660位までの下落を覚悟か。18日はロシア取引時間中にシティグループが決算を発表する。米金融機関の決算がロシア市場でも最大の相場材料となっているだけに注目を集めよう。
18日、プーチン首相は2030年までに鉄道網整備に13兆ルーブル(約59兆4828億円)を投じる計画を承認した。ロシアではこの他にも大規模なインフラ計画が続々と公表されており、鉄鋼需要は堅調だ。野村證券では2010年までのロシアの鉄鋼需要は主要国で最大の伸びを示すであろう、との見通しを示している。また急騰の続く鉄鉱石・原料炭の主原料を自社調達可能なロシアの鉄鋼会社の優位性を強調した。鉄鋼価格は短期的な天井感はあるものの、世界的に在庫が低水準であるために高値圏で推移する一方、中国が今後輸出を抑えることから、3年以内に世界的な供給不足に陥る、と予想している。これらを踏まえて、ノヴォリペツク製鉄(NLMK)を世界の鉄鋼銘柄の中でも最高の投資先のひとつとして買い推奨した。
ノヴォリペツク製鉄(NLMK)
17日終値 117.40ルーブル (前日比 2.27%高)
取引単位 100株 (約 53718円)
米国株は続伸、昨日に続き大手銀行の好決算で市場の不安心理が大幅に後退し全面高
NY株式市場は続伸した。昨日のウェルズ・ファーゴに続き、米大手銀行JPモルガン・チェースが市場予想を上回る決算を発表したことで、金融機関の損失拡大に対する市場の不安心理が大きく後退し、金融株への買戻しが加速した。7月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数が景気縮小を示す6ヶ月連続のマイナスとなり、一時前日比マイナスとなる場面もあったが、原油価格が7ドル以上急落したことで再び騰勢を強め、全面高の展開となった。朝方発表された新規失業保険申請件数が市場予想を下回ったことも、雇用への懸念を後退させていた。ダウ工業株平均は前日比1.85%高の11446.66で取引を終えた。取引終了後、証券大手メリルリンチが決算を発表、4四半期連続の赤字を計上し、赤字幅も市場予想を上回った。特に信用市場関連の評価損が97億ドル(約1兆309億円)となったことで同社株は時間外取引で急落、その余波でアジア株式市場は総じて軟調な展開となっている。格付け会社ムーディーズは、決算を受けメリルリンチの長期債務格付けを1段階引き下げると発表した。
債券市場では、金融株への不安心理が後退し、株式市場が続伸したことで、債券市場から株式市場へ資金が流出し、金利は上昇した。10年債の金利は一時4%台を回復した。
為替市場では、前日米ドルが対ユーロで上昇した反動で、この日は弱含みに推移していたが、米株式市場の上昇を受け、値を戻している。株式市場の上昇で再びキャリートレードが加速する、との思惑から日本円に対しても一ヶ月ぶりの上昇幅となった。
ニューヨーク原油先物は続落
天然ガス価格急落を受け、需要鈍化懸念で3日連続の急落
ニューヨーク原油先物は続落した。寄付き後は二日で10ドル以上下げたことへの警戒感やナイジェリアで過激派によるパイプライン攻撃が伝えられ、一時1バレル=136ドル台後半まで上昇した。その後先週の米天然ガス在庫が市場予想を大幅に上回ったことで、天然ガス先物相場が8%超急落し、折から価格上昇による石油需要鈍化が懸念されていたことから値を崩し、三日連続の急落となった。129ル台で取引を終えている。
金先物は安全資産としての需要が根強く反発となった。銅先物も6月の米住宅着工件数が予想に反して急増したことで銅需要が高まる、との思惑から反発した。17日、英バークレーズが米政府が検討している商品市場への投機的取引への規制案で、農作物先物が最も影響を受ける可能性を示し、トウモロコシ・大豆・小麦の先物はいずれも大幅安となった。
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