中国のネット利用者数、米国をしのぎ世界一に
中国インターネット情報センター(CNNIC)が25日発表した、6月末時点での中国のネット利用者数は、前年同期比56%増の2億5,300万人となり、米国をしのいで初めて世界第1位になった。CNNICによると、中国でのネット利用普及率はいまだ19.1%にとどまっており、今後急成長する余地が残されているという。
米調査会社ニールセン・オンラインは、6月の米国におけるインターネット利用者数は2億2,310万人と見積った。またピュー・インターネット・アンド・アメリカン・ライフ・プロジェクトは、米国でのネット利用普及率を71%と発表した。
中国政府は、ビジネスや教育のためのネット利用は推奨するが、わいせつなサイトや政府体制を破壊するようなサイトへのアクセスはブロックする傾向が見られる。ネット利用者が共産主義方式を批判したり、国家安全保障を揺るがすとみなされる電子メールを送信またはコメント投稿等を行った場合、刑務所に入れられるという。北京では、反体制団体や人権団体、海外のニュースメディアによって運営されているウェブサイトへのアクセスがブロックされている。3月にチベットで起こった反政府抗議デモのビデオが閲覧できる、ユーチューブやその他海外サイトへのアクセスはできない。ウェブ利用に政府規制が伴う環境下にもかかわらず、中国のネット人口は増加した。
金融面から見ると、中国は米国や韓国等から遅れている。しかしオンライン広告や動画共有等のビジネスは急速に発展しており、数百万ドルの投資を生んでいる。ゲームサイト「Tencent.com」や検索エンジン「Baidu.com」等の成功により、オンライン広告ブームが生じた。Baiduは最近の四半期決算で、前年同期比87%の増益を発表した。
2007年における中国のインターネット企業による総売上高は、中国北京に拠点を置く調査会社アナリシスが今週発表したものによると、前年比48.6%増の405億元(約6,360億円)となった。2008年には少なくとも前年比30%増となり、2010年までに売上高1,375億元に到達すると見込まれている。
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