20日のロシア市場は反発 前日のパニック的な売りが一巡し徐々に落着きを取り戻す
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20日のロシア株式市場は、反発。19日の急落後、原油先物価格が上昇したことやアジア市場が堅調であったことで、反発が予想されたが、ガスプロム(GAZP)、ルクオイル(LKOH)、ロスネフチ(ROSN)といった主力株が売り物に押されて下落したことから、寄付きでは小幅高に留まった。19日の出来高がトリプル安となった11日の出来高の半分程度であったことで、資金の大量流出の恐れはない、との観測が強まったことも安心感につながり、その後は底堅い展開となった。また前日、鉄鋼大手メチェル(MTLR RTSのみのお取扱)への罰金額が法定最高額の三分の一に留まったことを好感して鉄鋼関連株が買われるなど、徐々に買戻しの動きが強まった。さらに原油先物価格が堅調に推移してエネルギー関連株が上昇に転じると徐々に下値を切り上げる動きとなり、高値引けとなった。MICEX指数の終値は前日比1.84%高の1386.59、RTS指数は1.66%高の1713.50。
メチェル問題が収束しつつあることから、民間企業株からの資金逃避先となっていた大手国営企業の株価は伸び悩んだ。ガスプロム(GAZP)が0.88%、ロスネフチ(ROSN)が0.84%、ズベルバンク(SBER)が0.32%の上昇に終わった。一方民間最大の石油企業ルクオイル(LKOH)が3.07%、同天然ガス会社ノヴァテク(NVTK)が4.13%と大幅高となった。ノヴァテクは2月に明らかにした計画に基づき自社株買戻しを実施した、と発表したことも好感された。メチェル問題の収束見通しと、マグニトゴルスク製鉄(MAGN)が第2四半期47%増益を発表したことで鉄鋼株の上昇が目立った。同社株が5.08%高となったのを筆頭に、セヴェルスタリ(CHMF)が4.31%高、ノヴォリペツク製鉄(NLMK)は2.96%高。
21日のロシア市場は続伸して寄付きそうだ。原油価格がガソリン在庫減少を受けて、堅調
なことに加え、大手証券ゴールドマン・サックスが2008年末の原油価格見通しを1バレル=149ドルに据え置いたことで、石油株が上昇、株式市場全体も20日のロシア市場終了時より1%程度の上昇となっているためだ。エネルギーセクターの比率の高いロシア市場にとっては追い風となろう。MICEX指数は1300台から1400台前半は商いが薄く、値が飛び易いため1420程度までは上昇余地があると思われる。ただ、中期的な上値抵抗線となっている25日移動平均線は1470台とまだ乖離が大きいため、本格反騰となるには今しばらく時間がかかりそうだ。
ロシアの大手証券会社トロイカ・ダイアログは、携帯電話最大手モバイル・テレシステムズ(MTSS)の親会社である、持ち株会社システマ(AFKS)の株価にはモバイル社一社の企業価値すら反映されていない、とするレポートを発表した。同社株には"大きな価値が眠っている"として投資判断を"買い"に据え置いている。システマは通信のほかにも金融、不動産、マスコミ、小売、の大手を傘下に抱えるほか、ヘルスケア、薬局、エネルギー関連企業などにも出資している。
システマ (AFKS)
20日終値 27.841ルーブル (前日比 2.26%高)
取引単位 100株 (約 12541円)
※この記事は、日本初のロシア株 取扱証券会社であるARUJI GATE証券株式会社の提供です。
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